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Toy'sの映画感想ブログです。

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善き人のためのソナタ
この曲を本気で聴いた者は、悪人にはなれない


善き人のためのソナタ
原題: DAS LEBEN DER ANDEREN/THE LIVES OF OTHERS

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製作年:2006年 製作国:ドイツ 138分
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ、ウルリッヒ・トゥクール
    トマス・ティーマ、ハンス=ウーヴェ・バウアー、フォルカー・クライネル

第79回アカデミー賞:外国語映画賞 受賞
第74回NY批評家協会賞:外国語映画賞 受賞
第32回LA批評家協会賞:外国語映画賞 受賞


【ストーリー】

ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツを舞台に、強固な共産主義体制の中枢を担っていた
シュタージの実態を暴き、彼らに翻弄された芸術家たちの苦悩と、
芸術家たちに魅せられたシュタージ局員の姿を描く人間ドラマ。

【感想】

感想を書く前にヴィースラー大尉役のウルリッヒ・ミューエ氏のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。

この映画を観た時にはウルリッヒ・ミューエ氏が亡くなった事はまったく知りませんでした。
この作品では物静かな中にも信念を貫き通す強い意志を持つヴィースラー大尉を、
心揺さぶられる素晴らしい演技で見事に演じていました。

この作品はベルリンの壁が崩壊する直前の東ドイツが舞台になっています。
盗聴と密告によって体制を維持し続けた監視国家であった旧東ドイツ。

その共産主義体制の中枢であるシュタージ(国家保安省)の敏腕局員が、
芸術家カップルを監視、盗聴し続ける事により、愛と芸術を求め苦悩する二人に魅せられ、
監視する者から、彼らを見守る者へと変化してゆき、
シュタージの監視体制そのものに疑問を抱くようになってゆきます。

今まで旧東ドイツの人々を恐怖によって統治してきたシュタージを描いた作品はありませんでした。
ベルリンの壁が崩壊してから約17年の年月を経てやっと登場しましたね。
ドイツ国民の傷の深さをとても感じます。

旧東ドイツで行われていたシュタージの監視や盗聴をこの映画で初めて目の当たりにしました。
当たり前のように監視や盗聴をされているって事は、とても恐ろしい事ですよね。
こんな時代が、こんな事が本当にあったのかと思うと心が苦しくなります。

芸術家カップルの愛と芸術を求め、自らの自由な考え方の中で生きる生活。
たとえ苦しい時代であっても、彼らの信念や誇り、そして芸術への追求を失う事はありません。
彼らを監視、盗聴していたヴィースラー大尉はそんな彼らの生活や考え方に魅せられたと同時に、
愛のない生活や政権争いの一部に過ぎない自分自身の生き方に疑問を持ったのだと思います。

彼はただ芸術家たちの生き方に感化されただけではなく、彼らを知ることにより、
感情を殺し国のためだけに生きてきた自分自身の本当の姿が見えたのかもしれません。
そんなヴィースラー大尉の心の変化がしっかりと丁寧に描かれていました。

その変化のキッカケはやはり、「善き人のためのソナタ」だったのでしょう。

「この曲を本気で聴いた者は、悪人にはなれない」

芸術家の生き方を垣間見る事により、そしてこの言葉とこの曲によって、
彼の中で押し殺していた、心の奥に眠っていた本当の心が開放されたのだと思います。

そして芸術家のドライマンとクリスタ。
彼らの生き方はまさに芸術家そのものでした。
同じ芸術家でありながらも考え方や求めるものが違っていた二人でしたが、
お互いを愛する気持ちはとても大きかったのでしょう。

管理社会の中で自らの信念を貫き通すドライマン。
自由奔放でありながらも、管理社会の中で生き延びる術を探していたクリスタ。
二人の愛は同じ方向に向かっていましたが、生き方の方向が違っていたのですね。

管理社会に、そして運命に翻弄された二人の人生を観て本当に心が痛みました。
彼らの生活がベルリンの壁が崩壊した後だったら、どれだけ違った人生を歩めたのでしょうか。
そう思うとやりきれない思い出いっぱいになります。

ドイツ国民に深い傷を残した監視体制の中枢であるシュタージを描いた本作は、
重く苦しい内容になり得る物語を、監視する者と監視される者、
両者を同等に描く事によって素晴らしい人間ドラマを生み出す事ができたと思います。

本当に心の底まで悪意に染まる人間は少ないと思います。
ただ、何かのキッカケによって人間としての心、良心を呼び覚ます事ができる、
人間は変わる事ができるのだと、そう思えました。

そして何よりもこの映画で一番心に残った場面はやはりラストシーンです。
ラストのセリフと表情は今もなお心に焼き付いています。
人間としての心の温かさを感じました。

劇的でもなく、感動を盛り上げるような演出でもない、
その一言が心の中に静かにしっかりと入り込み、心温まる余韻がいつまでも残りました。

ラストのセリフと表情はこの映画の全てを表していたと思います。
自分の中で忘れられないとても素晴らしい名ラストシーンとなりました。

多くの人たちに観てほしい映画です。
旧東ドイツの悲劇的な歴史を知る事もできますが、
この映画で一番感じてほしいと思う事は、人間が人間らしくあること、
そして、人が人を愛する事の大切さです。

この映画を観た全ての人にとって、
この作品自体が「善き人のためのソナタ」なのだと思います。



評価★★★★★★★★★☆(10点満点中9点 …1点)


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この記事に対するコメント

お!
この作品評判いいみたいですねぇー。
私も近々見る予定です!
今、toy'sさんオススメの「ザメッティ」借りてるところです。
【2007/12/16 00:38】 URL | プー子 #- [ 編集]

プー子さんへ
旧東ドイツの監視国家の実態を知ることができると同時に、
人間が人間らしくあることの大切さを教えられる、素晴らしい作品でした。
重くて暗くなりがちな題材ながらも見終えた後は心豊かな余韻に浸れます。
是非観てほしいです。感想楽しみにしてますね(^^
「13/ザメッティ」レンタル中ですか!!
心の準備を整えてからのご鑑賞をオススメします(笑)
こちらの感想も楽しみにしてますね。
【2007/12/16 08:36】 URL | Toy's #- [ 編集]

こんにちは
ラストのセリフで、より素晴らしい作品になりましたよね。

ドライマンとクリスタの愛と苦悩も丁寧に描かれていたので、
ストーリーにも深みが増していたように思いました。
クリスタが可哀想でしたね。

Toy'sさんと同じく、多くの人に観てもらいたい作品です。
【2007/12/16 13:09】 URL | ひで #- [ 編集]

ひでさんへ
ラストは本当に素晴らしかったです。
とても心温まり、とても救われた気持ちになりました。
監視する側とされる側、双方を丁寧に描いたからこそ、
深い人間ドラマが生まれたのだと思います。
ホント、クリスタは可哀相でした。
彼女は彼女なりに自分の芸術家としての生き方を
模索していたのかもしれないですね。
多くの人たちに観てほしいと同時に、この映画が
観た人たちの「善き人のためのソナタ」になってほしいと願います。
【2007/12/16 16:51】 URL | Toy's #- [ 編集]


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