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Toy'sの映画感想ブログです。

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エレファント
いつもと同じ一日だと思ってた。


エレファント
原題:ELEPHANT

gtngokfoyo.jpg

製作年:2003年 製作国:アメリカ  81分
監督:ガス・バン・サント
出演:ジョン・ロビンソン、アレックス・フロスト、エリック・デューレン、イライアス・マッコネル
    ジョーダン・テイラー、ティモシー・ボトムズ

第56回カンヌ国際映画祭 パルムドール、監督賞 受賞
第70回NY批評家協会賞:撮影賞 受賞


【ストーリー】

全米を震撼させたコロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件に衝撃を受けたガス・バン・サント監督が
事件が起るまでのハイスクールでの少年・少女達の日常をリアルに淡々と描き出す衝撃の問題作。

【感想】

この作品は第56回カンヌ国際映画祭で、
史上初のパルムドール(最高賞)&監督賞をW受賞した作品です。


いろんな意味で衝撃を受けた作品ですね。

コロラド州コロンバイン高校で起きた銃乱射事件。
多くの人々に衝撃を与え、そして多くの人々に死をもたらし、
多くの人々の悲しみを生んだこの事件は、
本当に衝撃的で驚きを隠せませんでした。

その銃乱射事件を題材にとある普通のハイスクールで過ごす学生達を、
まるでドキュメンタリーのように淡々と描いています。

しかも何の説明もありません。
それぞれの学生達の日常が時間軸が交差しながら淡々と進んでゆきます。
ただ静かに時が流れます。

一つの“事件”に向かって。

プロの役者もたったの3人、しかも大人の役のみ。
その他の生徒達は全て実際の高校生3000人からオーディションで選ばれています。
役名も本名そのままで出演して、
彼らのセリフや役には彼らの実際の体験や生活が盛り込まれているそうです。

それがこの映画の淡々と描きだすハイスクールの日常のリアルさなのでしょうね。
ノンフィクションではなくフィクションであるからこそリアルな演出がある。
劇中の彼らの自然な演技はそれがあったからなのですね。

映画の大半は学生達の日常を淡々と描いています。
もう、本当にこれでもかってくらい延々と描き続けます。
ゆったりと淡々とした映画が観れない人はまず、
この映画を最後まで観るのは難しいんじゃないかと思います。
そう思えるほど何の説明もなく“普通の日常”を描き続けています。

そしてようやくラストに“事件”が起こります。
それも何の説明もなく唐突に。
しかも、その衝撃的な事件さえも淡々と描いています。
学生達の日常を描くのと同じように。
それが逆に恐ろしかった。

この映画の目線は誰に寄る事もなく、誰に感情移入する事もない、
ただ今目の前で起こっている事実を描いているだけなのです。


それはまるでこの銃乱射事件の悲劇にまともに直面しているような、
その場に自分が居合わせてしまったような、そんな感覚になりました。

決して映画的ではないです。
ドラマチックに展開する事は一つもありません。
しかし普通の日常の中に突然起こった事件の衝撃を、
これ以上ない手法で上手く表現した演出であると思います。

そして淡々と描いてきた学生達の日常、そして淡々と描いた事件、
その後に待っているのは、何の説明もなく終了するラスト。
ネタバレしてしまうので詳しくは書きませんが、
恐ろしいまでの唐突さに衝撃を受けると同時に呆気に取られてしまいました。

でも、この映画らしいラストであるとも思いました。
全てを静かに、そして自然に描いていた物語は、やはり自然に終了してゆくものなのだと。
逆にある意味衝撃的なラストだったと思います。

ガス・バン・サント監督は非常に冷静な目で映画を撮る監督ですよね。
そしてその冷静な眼差しの先にあるのは衝撃的な現実。
それを中立的な目線でしっかりと淡々と描く演出は本当に衝撃的です。
『マイ・プライベート・アイダホ』や『グッド・ウィル・ハンティング』など、
監督によってはよりドラマチックに、より感動的に描くだろうと思える映画も、
ガス・バン・サント監督の手にかかると現実的なリアルさを感じられる。
描こうとする本質をオブラートに包むことなく直接的に描くからこそ、
痛みや悲しみ、苦しみなどを直接感じる事ができるのだと思います。
それは非常に危険な事でもあり、非常に勇気のある事だと思います。
そこがガス・バン・サント監督の素晴らしいところであると思うのです。

この映画は商業的な映画ではなく、娯楽映画でもありません。
それを期待して観ると、とんでもない事になります。

実際に起こった悲劇を繰り返さないためには、その事実を知ることが大切です。
その事実を静かに、冷静に、そして淡々と描く事によって、
事件そのものをストレートに表現し、観る人々の心に直接訴えかけている。
そんな映画ではないかと思うのです。


この映画は非常にシンプルです。
そのシンプルな物語の中にある一つのシンプルな疑問。

『何故?』

そのたった一つのシンプルな疑問を、
ガス・バン・サント監督は描きたかったのではないかと感じました。

静かな流れの中に強烈な衝撃を残す問題作。
独特な手法で撮影された、ある意味実験的な映画のような気がします。

映画であえて答えを出さず、観る人々に直接訴えかけ、そして何かを感じ取ってほしい。
そんな監督の狙いがある映画だと思います。

現代社会に蔓延る心の闇。
それは遠く離れたアメリカだけの話ではなく、現代の日本でも共通する問題です。
実はすぐ隣で事件が起こるかもしれない。
それは他人事ではなく、現実に自分に起こるかもしれない。

そんな世の中だからこそ、この映画を多くの人々に観てもらいたい。
そして何かを感じ、考えてほしいと思います。



評価★★★★★★★☆☆☆(10点満点中7点 …1点)


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント
こんばんは
自分がテレビで観たリアルタイムの事件の作品というのは、
同じ画面で映画も観てしまうので、
はたして映画として観ていいものなのかと考えてしまい、
なかなか観れないでいます。
同じ理由で9.11テロ関連の作品も1本も観ていません。

>実際に起こった悲劇を繰り返さないためには、その事実を知ることが大切です。
重みのある言葉ですね。
Toy'sさんのレビューを読ませて頂くと、
本当にあの事件をありのまま伝えているようなので、
事実を知る上では、最良の作品なのかもしれませんね。

もし、この作品を観るときには、気合を入れてから観てみようかと思います。
【2007/11/04 20:43】 URL | ひで #rp28Z0i2 [ 編集]

ひでさんへ
たしかにリアルタイムで観た事件の作品は、
なかなか観れないですよね。
自分も9.11テロ関連は1本も観てないです。
この『エレファント』も少し時間が経ってから観る事ができました。
ガス・バン・サント監督らしい、独特で淡々とした映画です。
でも、その静けさの中に大きな衝撃があります。
現実の衝撃的な事件を題材にしたと言う事、ものすごく淡々としている事、
いろんな意味で気合いを入れて観て頂きたいと思います。
【2007/11/05 12:29】 URL | Toy's #- [ 編集]


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