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Toy'sの映画感想ブログです。

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アイ・アム・レジェンド
地球最後の男に希望はあるのか。


アイ・アム・レジェンド
原題: I AM LEGEND



製作年:2007年 製作国:アメリカ 100分
監督:フランシス・ローレンス
出演:ウィル・スミス、アリシー・ブラガ、ダッシュ・ミホク、チャーリー・ターハン
    サリー・リチャードソン、ウィロウ・スミス、ダレル・フォスター

【ストーリー】

地球規模の災厄によって人類が絶滅してしまった近未来を舞台に、
世界でたったひとり生き残った科学者が、孤独なサバイバルを続けながら、
人類再生への可能性を探る姿を描く。

【感想】

リチャード・マシスンの古典的傑作『地球最後の男』の3度目の映画化作品です。

今作はウィル・スミスを主演に向かえた、
予算たっぷりのハリウッド的超大作となっております。

CGを駆使した素晴らしい映像、壮絶なアクションなど見所満載ですが、
逆にツッコミどころも満載でした(^^;

この作品の前の2作品『地球最後の男』と『地球最後の男 オメガマン』は、
実は観た事がないので比べようがないんです(^^;
なので今作が初めての鑑賞となります。

誰もいない荒廃したニューヨークで3年間愛犬と共に生き延びた科学者ネビル。
とてつもない孤独と不安が主人公を襲ったに違いありません。

その孤独、不安、恐怖は計り知れないものでしょうね。
数日ならまだしも、3年間という長い年月は精神的にもかなり厳しい状態ですよね。
そんなネビルが自分の精神状態を維持できたのは、やはり愛犬の存在なのだと思います。

そしてもうひとつ、彼が生き延びる事ができた要因は、
科学者としての責任感だったのだと思います。

その責任感が、この物語のとても重要な要素となっています。
人類絶滅の序章からこの物語のラストまで、
ネビルの科学者としての責任感、
それがタイトルの『I AM LEGEND』に繋がってゆきます。

SF、ホラー、アクション、サスペンスなど多くの要素を取り入れた物語ですが、
一番の見所は主人公の繊細な人物描写ではないかと思います。

たったひとり生き残ったという孤独と不安、そして絶望と恐怖。
そんな過酷な状況の中で、見失ってしまいそうなほど小さな希望のために生き続ける。

SFホラー・アクションというジャンルの中で、
ひとりの人間の心情を丁寧に描いた作品であることが、とても興味深かったですね。

CGを駆使した映像、壮絶なアクション、闇の中に忍び寄る恐怖など、
SFホラー・アクションとしての見所ももちろん満載です。

しかし率直な感想としては、全てが中途半端だったように思いました。
主人公が持つ孤独や不安をもっと深く掘り下げても良かったと思います。
逆にそこを期待していたんですけどね(^^;

孤独と不安に耐えながら、人類再生への道を探求してゆく姿を、
もっと哲学的な要素も含んで描いても良かったかなと思います。

ダークシーカーの存在もあまり見せずに、
恐怖の媒介としての表現だけでも良かったかなぁと思いました。
逆に見せるのであれば、『ゾンビ』のようにダーク・シーカーの恐ろしさを
もっとしっかりと見せても良かったかもしれませんね。

あとは最初に書きましたツッコミところ満載な部分ですね。
色々書くとネタバレするので、あえて書きませんが見ていただければ、
すぐに分かると思います(笑)

主人公ネビルを演じたウィル・スミスは、もはやこの系統の作品では定番になりましたね。
SFアクション映画でのヒーロー(今回は伝説ですが)役は、
彼の右に出る者はいないと思います(^^
今回は今までの作品と違い、人類の滅亡を目撃し、
3年間たったひとりで孤独に生きてきた男の心理的描写をしっかりと演じていました。
愛犬のみなのでセリフで表現するのではなく、
ちょっとした表情や行動で主人公の心理を見事に表現していたと思います。

誰もいないニューヨークの街並み、人類の滅亡、闇の中の恐怖、
主人公の運命など、この作品を観ている間はとてもハラハラドキドキして、
十分に楽しむことができると思います。

しかし、観終えた後に冷静に色々と考えてみると・・・
とてもツッコミを入れたくなる事ばかりが頭に浮かんできます(^^;

この作品はSF作品の哲学的要素を期待して観ると物足りなさを感じ、
SFホラーとして観ても、SFアクションとして観ても、
やはり物足りなさを感じるかもしれません。

この作品は多くを期待しないで観て頂くことをオススメします。
ハリウッドのSFホラー・アクション超大作として、
いわゆる“娯楽作品として映画を楽しむ”という考えが一番良いと思います。


評価★★★★★★☆☆☆☆(10点満点中6点 …1点)


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント
こんばんわ
私もこの作品は観ましたが、
確かにつっこみ所が満載でしたね。
それにToy'sさんがおっしゃるように全てにおいて中途半端だったと思います。
私はウィル・スミスの演技まで違和感覚えたくらいですから(笑
でも期待せず普通に観るとしたら駄作では無いと思いますので、
確かに娯楽映画として観れば良いと思います。

応援ぽち
【2008/04/30 19:24】 URL | RIELU #yjAvvF4. [ 編集]


さっき、「ゾンビーノ」と一緒に借りてきました。「クローバーフィールド」のセットと使いまわししてる?といううわさを小耳にしたのでこれから確認を・・・
つっこみ入れながら観てみま~す(笑)
応援ぽち
【2008/04/30 21:20】 URL | Whitedog #- [ 編集]


>RIELUさんへ
予想はしていましたが、予想以上にツッコミ所満載でした(笑)
描きたいものが定まってないような中途半端さが勿体無かったですね。
ハリウッド的超大作に奥の深さを期待してはいけないのかもしれません(^^;
やはりこの系統は娯楽作品として楽しみながら観るのが一番ですね。

応援ポチありがとうございます♪
【2008/05/02 12:10】 URL | Toy's #- [ 編集]


>Whitedogさんへ
セットの使いまわし、あるいは改良して使ったりする事って結構あるんでしょうね。
同じニューヨークが舞台であればちょうど良いですしね(^^
是非ツッコミ入れながら楽しんで観て下さいね(笑)

応援ポチありがとうございます♪
【2008/05/02 12:23】 URL | Toy's #- [ 編集]

3度目!?
v-275原作があって、それも3度目の映画化作品なんですか。
どうりでこの映画の予告を見たとき「なんとなく見たような気が・・・・」と思った訳ですよね。
ハリウッド作品って、「期待しすぎると失敗」ということが多々あるので、肩の力を抜いて見るのが正解ですかね。
応援ぽち!
【2008/05/02 13:30】 URL | you太郎 #oUPgpoCM [ 編集]

こんにちは
途中まではすごく面白かったです。後半は、旧作で描かれていたようなメッセージと、"え、そうなの?"というエンディングじゃなかったので、残念な結果に終わってしまったかな・・・
撮り直し前のエンディングのほうがまだ良かったかもしれません。映画会社がOK出さずに撮りなおししたのが、公開されたバージョンのようです。
別エンディングはこちらで観れます。良かったら比べてみてください。
http://www.firstshowing.net/2008/03/05/must-watch-i-am-legends-original-ending-this-is-amazing/
応援ポチ
【2008/05/02 17:01】 URL | Whitedog #- [ 編集]


>you太郎さんへ
3度目の映画化ですが、前作が1971年製作なので随分前なんですよ。
その時の主演がチャールトン・ヘストンなので思いっきり時代を感じますね(^^
たしかにハリウッド的超大作は期待しすぎると失敗することが多いので、
期待せず、超大作を楽しもうという気持ちで観た方がよいですね。

応援ポチありがとうございます♪
【2008/05/02 17:53】 URL | Toy's #- [ 編集]


>Whitedogさんへ
中盤までは結構面白かったですよね。
終盤の展開にもっとメッセージ性とか驚きが欲しかったかなぁと思いました。
噂では聞いていましたが、撮り直し前のエンディングを観させて頂きました。
ありがとうございます(^^
たしかに、こちらの方が人類再生というか、共存というかいろんな意味で、
考えられるエンディングだったかなぁと思いました。
このラストであれば、もっとダークシーダー達の習性などを描いた
伏線が必要かもしれないですけどね。
ハリウッド的超大作なので期待してはいけないのかもしれませんが、
もっと奥の深い物語で描いて欲しかったなぁと思いました。

応援ポチ&感想コメントありがとうございます♪
【2008/05/02 18:44】 URL | Toy's #- [ 編集]


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