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Toy'sの映画感想ブログです。

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トーク・トゥ・ハー
深い眠りの底でも、女は女であり続ける


トーク・トゥ・ハー
原題: HABLE CON ELLA/TALK TO HER



製作年:2002年 製作国:スペイン 113分
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ハビエル・カマラ、ダリオ・グランディネッティ、レオノール・ワトリング、ロサリオ・フローレス
    ジェラルディン・チャップリン、バス・ベガ、ビナ・バウシュ

第75回アカデミー賞:脚本賞 受賞
第60回ゴールデン・グローブ賞:外国語映画賞 受賞
第28回LA批評家協会賞:監督賞 受賞


【ストーリー】

事故で昏睡状態になったバレリーナのアリシアを慕うベニグノは4年間、
看護士として親身にアリシアを世話し、語りかけてきた。
その頃、女闘牛士のリディアが競技中に大怪我を負い昏睡状態に陥ってしまう。
悲嘆にくれる恋人のマルコは同じ境遇にいるベニグノと出会い次第に心を通わせるが、
ある日、アリシアが妊娠している事が発覚する・・・。

【感想】

観る前に想像したものと実際観た物語の展開が全然違っていたので、
ある意味衝撃的な映画であり、感性を刺激される印象的な映画でした。

昏睡状態に陥ってしまった女性を看護する二人の男を軸に物語が進んでゆきます。

一人は事故によって昏睡状態に陥ってしまったバレリーナの女性アリシアを、
4年間という長い年月を看護師として看護してきたベニグノ
彼は献身的な看護をすると同時に、意識のない彼女へ常に語りかけてきました。
しかし、彼は事故にあう前のアリシアとは一言二言話をした事があるだけで、
彼女と恋人同士でもなければ友達でもない、まったくの他人でした。

もう1人は女闘牛士のリディアの恋人である記者のマルコ
リディアは闘牛の競技中に大怪我を負い昏睡状態に陥ってしまう。
マルコは彼女を心配しつつも、語りかける事はおろか、触れることも出来ない。

そんな同じ境遇におかれた二人が出会い、次第に心を通わせてゆきます。

ベニグノはマルコへリディアに語りかけるように説きます。
意識はなくても彼女たちは生きている。
そんな彼女たちに常に語りかけ、意識がある時と同じように接する事で、
彼女たちがいつか意識を取り戻すという希望を持つ事が大切なのだと。

ベニグノは恋人でもなく友達でもないアリシアに対して献身的に看護を続けます。
彼女の好きな演劇やサイレント映画を観に行き、彼女に報告する。
彼女の体を常に美しい状態に保つために細かいケアを怠らない。
恋人でも友達でもない、ベニグノの一方的な“愛”によって看護されるアリシア。

ベニグノは15年間母親の看護をして生きてきました。
多感な時期で大切な時間を母親に捧げていたベニグノは、
普通の男が経験する事、考える事、理解する事が分からず、
愛する人への思いも上手く伝える事ができない、とても不器用な人間です。

そんな不器用な男ベニグノのアリシアに対する献身的な介護は、
愛する方法を知らないベニグノの歪んだ愛情表現だったのです。

愛する事に無垢で無知なベニグノはたとえそれが異常な行為であっても、
それが異常であると理解していない、
それはベニグノが信じる純粋な愛の形だったのです。

ベニグノが母親を看護していた理由、体が不自由だった訳でもなく、
ボケてしまった訳でもない、ただ綺麗な母親でいて欲しかった、
そんなベニグノの想いが、彼の愛の形を変えてしまったのでしょう。

アリシアへの愛情は普通に女性を愛するのとは違っているように感じました。
ベニグノがアリシアに注いだ愛は、母親に注いだ愛と同じ様に、
常に美しい女性でいてほしいという想いだったのです。
ベニグノの愛は“女性=美”であり、ある意味女性を崇拝しているように思えました。

そんな純粋で愛に対して無垢なベニグノと心を通わせるマルコ。
普通の男として恋愛を経験してきた彼にも悲しい過去がありました。
女闘牛士のリディアと出会い、順調に育んでいるように思えた恋愛には、
ベニグノの歪んだ愛情まではいかないけれども、マルコの一方的な愛がありました。

マルコとベニグノ、全く正反対の人生、全く正反対の性格であるにも関わらず、
心を通わせる事ができたのは、形が違えども一方的にしか愛する事のできない
二人の愛に対する精神が共鳴したからなのではないでしょうか。


この作品はただの恋愛や倫理的な問題を描きたかったのではないと思います。
許される行為とか許されない行為とか、そういった次元ではなく、
多くの問題を提議する事によって、人間の心の深い部分、
人間としての尊厳や複雑な精神世界を描きたかったのだと思うのです。


生と死、純粋さと皮肉、奇蹟と悲劇が交錯し、
多面性のある深い問題提議による暗く重い内容の物語でしたが、
ラストの小さな希望によって心が救われた気持ちになりました。


物語、立場などはまったく違いますがベニグノとアリシアの物語は、
ある意味「ロミオ&ジュリエット」のように思えました。

素晴らしい映像美と共に多くの問題を提議し、
人間の複雑な精神世界、そして人間の単純で純粋な心を同時に描いた
ペドロ・アルモドバル監督の手腕は本当に見事だと思います。

とても奥が深い、いろいろな意味での愛の物語に心を揺さぶられました。
観終えた後にジリジリと心に沁みてくる、そんな映画です。



評価★★★★★★★☆☆☆(10点満点中7点 …1点)


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント
こんばんは
ベニグノは所謂ストーカーだったと思いますが、
なぜか、切なく悲しい印象が残りました。

それがToy'sさんのレビューで解決できたような気がします。
歪んだ愛でしたがベニグノにとっては女性を讃える純粋な愛だったと。

また観ると違った印象をもつ作品になりそうです。
【2008/01/29 19:49】 URL | ひで #- [ 編集]


>ひでさんへ
普通に考えればベニグノは完全なストーカーですよね。
しかもアリシアへの行為は犯罪そのものです。

でも、ベニグノにとっては、それが彼の愛し方だったのだと思います。
女性経験のない彼は、普通の男性と違って愛が崇拝に変わってしまったのかと。
劇中劇のサイレント映画の影響も大きいですよね。
サイレント映画の男もそうでしたが、女性を愛する事を超えて、
産まれ出た女性の中へ帰る、そんな想いがあったのかと思います。
その想いによって彼はあの行為に走ってしまったのではないかと・・・

でもその純愛を肯定する訳でもなく、美しく描く訳でもない、
ベニグノの異常な行動をしっかりと描いているのが良かったと思います。

綺麗事だけではない、いろいろな愛の形があるんですよね。
とても多くの事を考えさせられる映画でした。
【2008/01/29 20:58】 URL | Toy's #- [ 編集]


観るか観まいかずっと迷っていましたが、
今、観ることに決めました!
ありがとうございます!
また良い映画に出会えます~、きっと。
【2008/02/02 14:03】 URL | なるは #- [ 編集]


>なるはさんへ
観る人の価値観などによって感じ方が違ってくる映画だと思います。
ペドロ・アルモドバル監督らしい素晴らしい映像の数々、
そして多くの問題定義と歪んだ愛の形を表現したとても考えさせられる映画でした。
観終えた後にジリジリと心に沁みてくるような感じです。
なるはさんの感想、楽しみにしていますね(^^
【2008/02/03 09:33】 URL | Toy's #- [ 編集]


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