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Toy'sの映画感想ブログです。

今まで観た映画から最近見た映画までジャンルを問わずご紹介していこうと思います。

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Toy's CINEMA PARADISE
超大作からカルト映画まで、何でも観る雑食映画好きの映画感想ブログです。
   
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ボルベール<帰郷>
ママ、話したいことがヤマほどあるの。


ボルベール<帰郷>
原題: VOLVER



製作年:2006年 製作国:スペイン 120分
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカ・ポルティージョ
    ヨアンナ・コボ、チェス・ランプレアベ、アントニオ・デ・ラ・トレ

第59回カンヌ国際映画祭:女優賞(6名)、脚本賞 受賞

【ストーリー】

失業中の夫の分まで働く、気丈で美しい女性ライムンダ。
ある日、彼女の留守中に夫が15歳になる娘パウラに関係を迫り、
抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。
愛娘を守るためライムンダは必死に事件の隠蔽を図るが、
その最中に叔母が亡くなったとの知らせが入る。
一方、葬儀のため帰郷したライムンダの姉ソーレは、大昔に火事で死んだ母親の亡霊が、
1人暮らしだった叔母をこっそり世話していた、という奇妙な噂を聞く。

【感想】

「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」に続く、
ペドロ・アルモドバアル監督の“女性賛歌”三部作の第三章です。

この“女性賛歌”三部作の中では一番好きな作品となりました(^^

登場人物はほとんど女性です。
男性も出てきますが、ほとんどがお飾り程度な役柄でした。
でも女性のための映画という感覚はほとんど感じられなかったですね。
それはこの作品が男だとか女であるとか関係なく、
人間心の深い部分、人間そのものを描いていたからなのかもしれません。

この三部作の全てに共通する人間のダークな部分、
人には気軽に話せないような苦悩や悲しみを、深く描く訳でもなく、
軽く流す訳でもない、とても絶妙な位置付けで描かれています。

そこがこの監督の独特な感性であり、演出なのでしょうね。
人が生きてゆく中で体験する苦しみや悲しみがその物語の中に凝縮され、
どんなに辛くても、どんなに悲しくても、それでも生きてゆかなければいけない、
そんな“生”の強いメッセージを感じました。

特にこの物語の主人公ライムンダとその娘のパウラとの親子関係、
そしてライムンダと母親イレネとの関係、
そしてその親子3代に渡り繰り返される悲しい事件、そして現実。

その苦しみの中で現実を受け入れ、その現実の責任を果たす。
その現実の中で力強く生きてゆく女性たちを見て、
生きることの本当の意味を、本当の大切さを教えられたような気がします。

そしてこの作品を観て、女性とは本当に強い生きものなんだと感じました。
まるで全てを包み込むような広い懐を持ち、現実を受け入れ、
娘のためであれば自分を犠牲にしてでも守り抜く、
その包容力と大胆な考えや行動とは逆にとても繊細な感性も持っているんですよね。

男性と女性との違いで決定的なものは、
女性は新しい生命を宿し、新しい生命を産む事が出来ること。

いくら強がっても、男性は女性から産まれてくるんです。
「トーク・トゥ・ハー」でも感じましたが、
所詮、男は女性のとてつもなく広い母性の中で泳ぐ、
ちっぽけな魚のような存在に過ぎないのではないでしょうか。

この作品を観て、女性の存在の大きさをあたらめて感じました。
これがこの作品が描く“女性賛歌”なのでしょうね。

映画の話から少々脱線してしまいました、スミマセン(^^;

この作品には女性の強さだけではなく、
人間が生きるために重要なもの、そして大切なものが描かれています。

自分の生きる人生を、どう生きるのか、
人は一人で生きているのではなく、人と人はつながっている、
生きてゆくための人生の厚みや濃厚な時間は、
自分自身の行動や人と人との触れ合いによって積み重ねられるのだと
教えてくれているような気がしました。

ライムンダは娘のパウラが起こした事件によって、
そして死んだはずの母親のイレネの存在によって、
今まで必死に生きてきた自らの人生に厚みと濃厚な時間を
与えらてゆきます。

決して素晴らしい出来事でも、楽しい出来事でもありません。
人生にとって辛い現実を体験し、悲しい現実を知ることになります。

でもなぜか温かくて、とても優しい。
そんな不思議な感覚に包まれました。

主人公ライムンダを演じたペネロペ・クルス。
自分が今まで観た彼女の出演作品の中で一番輝いていたと思います。
彼女の美しさは、もう何も言うことはないですが、
それに増して、このライムンダという役が、
彼女を寄り一層引き立てていたんじゃないかと思います。
特にタンゴの名曲“ボルベール”を歌う姿は鳥肌ものでした(^^

他に競演した5人の女優と共にカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞しましたが、
それはこの作品を観れば一目瞭然、当然の評価だったと思います。

出演した全ての女優さんたちの演技は本当に素晴らしかったです。

娘との確執、母親との確執など親子関係の問題は、
誰もが多かれ少なかれ持っているものだと思います。

ライムンダ、パウラ、そしてイレネ、彼女たちの人生が交わる時、
彼女たちの人生がより厚みを持ち、それぞれの人生に豊かさが増してゆく。

そして、そこにはとても大きな優しさがある。

この作品は“女性賛歌”という言葉を一番感じたと同時に、
“人間賛歌”、“人生賛歌”という言葉も強く感じました。

ペドロ・アルモドバル監督の独特な感性で描かれるビビットで色彩豊かな映像と、
逞しく生きる女性たちの“人生賛歌”。

ラストの優しくて温かい余韻が、とても心地よく自分たちを包み込んでくれます。


評価★★★★★★★★☆☆(10点満点中8点 …1点)


<DVD情報>





ボルベール<帰郷> コレクターズ・エディション


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