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Toy'sの映画感想ブログです。

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アイ・アム・レジェンド
地球最後の男に希望はあるのか。


アイ・アム・レジェンド
原題: I AM LEGEND



製作年:2007年 製作国:アメリカ 100分
監督:フランシス・ローレンス
出演:ウィル・スミス、アリシー・ブラガ、ダッシュ・ミホク、チャーリー・ターハン
    サリー・リチャードソン、ウィロウ・スミス、ダレル・フォスター

【ストーリー】

地球規模の災厄によって人類が絶滅してしまった近未来を舞台に、
世界でたったひとり生き残った科学者が、孤独なサバイバルを続けながら、
人類再生への可能性を探る姿を描く。

【感想】

リチャード・マシスンの古典的傑作『地球最後の男』の3度目の映画化作品です。

今作はウィル・スミスを主演に向かえた、
予算たっぷりのハリウッド的超大作となっております。

CGを駆使した素晴らしい映像、壮絶なアクションなど見所満載ですが、
逆にツッコミどころも満載でした(^^;

この作品の前の2作品『地球最後の男』と『地球最後の男 オメガマン』は、
実は観た事がないので比べようがないんです(^^;
なので今作が初めての鑑賞となります。

誰もいない荒廃したニューヨークで3年間愛犬と共に生き延びた科学者ネビル。
とてつもない孤独と不安が主人公を襲ったに違いありません。

その孤独、不安、恐怖は計り知れないものでしょうね。
数日ならまだしも、3年間という長い年月は精神的にもかなり厳しい状態ですよね。
そんなネビルが自分の精神状態を維持できたのは、やはり愛犬の存在なのだと思います。

そしてもうひとつ、彼が生き延びる事ができた要因は、
科学者としての責任感だったのだと思います。

その責任感が、この物語のとても重要な要素となっています。
人類絶滅の序章からこの物語のラストまで、
ネビルの科学者としての責任感、
それがタイトルの『I AM LEGEND』に繋がってゆきます。

SF、ホラー、アクション、サスペンスなど多くの要素を取り入れた物語ですが、
一番の見所は主人公の繊細な人物描写ではないかと思います。

たったひとり生き残ったという孤独と不安、そして絶望と恐怖。
そんな過酷な状況の中で、見失ってしまいそうなほど小さな希望のために生き続ける。

SFホラー・アクションというジャンルの中で、
ひとりの人間の心情を丁寧に描いた作品であることが、とても興味深かったですね。

CGを駆使した映像、壮絶なアクション、闇の中に忍び寄る恐怖など、
SFホラー・アクションとしての見所ももちろん満載です。

しかし率直な感想としては、全てが中途半端だったように思いました。
主人公が持つ孤独や不安をもっと深く掘り下げても良かったと思います。
逆にそこを期待していたんですけどね(^^;

孤独と不安に耐えながら、人類再生への道を探求してゆく姿を、
もっと哲学的な要素も含んで描いても良かったかなと思います。

ダークシーカーの存在もあまり見せずに、
恐怖の媒介としての表現だけでも良かったかなぁと思いました。
逆に見せるのであれば、『ゾンビ』のようにダーク・シーカーの恐ろしさを
もっとしっかりと見せても良かったかもしれませんね。

あとは最初に書きましたツッコミところ満載な部分ですね。
色々書くとネタバレするので、あえて書きませんが見ていただければ、
すぐに分かると思います(笑)

主人公ネビルを演じたウィル・スミスは、もはやこの系統の作品では定番になりましたね。
SFアクション映画でのヒーロー(今回は伝説ですが)役は、
彼の右に出る者はいないと思います(^^
今回は今までの作品と違い、人類の滅亡を目撃し、
3年間たったひとりで孤独に生きてきた男の心理的描写をしっかりと演じていました。
愛犬のみなのでセリフで表現するのではなく、
ちょっとした表情や行動で主人公の心理を見事に表現していたと思います。

誰もいないニューヨークの街並み、人類の滅亡、闇の中の恐怖、
主人公の運命など、この作品を観ている間はとてもハラハラドキドキして、
十分に楽しむことができると思います。

しかし、観終えた後に冷静に色々と考えてみると・・・
とてもツッコミを入れたくなる事ばかりが頭に浮かんできます(^^;

この作品はSF作品の哲学的要素を期待して観ると物足りなさを感じ、
SFホラーとして観ても、SFアクションとして観ても、
やはり物足りなさを感じるかもしれません。

この作品は多くを期待しないで観て頂くことをオススメします。
ハリウッドのSFホラー・アクション超大作として、
いわゆる“娯楽作品として映画を楽しむ”という考えが一番良いと思います。


評価★★★★★★☆☆☆☆(10点満点中6点 …1点)


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

リトル・ダンサー
僕がバレエ・ダンサーを夢見てはいけないの?


リトル・ダンサー
原題: BILLY ELLIOT



製作年:2000年 製作国:イギリス 111分
監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス、ジェイミー・ドレイヴン
    ジーン・ヘイウッド、スチュアート・ウェルズ、アダム・クーパー

BAFTA(英国アカデミー賞):英国映画作品賞、主演男優賞、助演女優賞 受賞

【ストーリー】

1984年、イギリス北部の炭坑町。
11歳の少年ビリーは炭坑労働者のパパと兄トニー、おばあちゃんと暮らしていた。
ある日、ビリーの通うボクシング教室のホールにバレエ教室が移っくる。
ふとしたことからレッスンに飛び入りしたビリーは、バレエに特別な開放感を覚え、
教室の先生であるウィルキンソン夫人もビリーに特別な才能があることを見い出す。

【感想】

久しぶりにストレートに心に突き刺さる作品と出会いました(^^

物語はとてもありふれたサクセス・ストーリーなのですが、
その中には夢、希望、親子愛、兄弟愛、友情など沢山の要素が詰まっていました。

この物語の本筋は11歳の少年ビリーの成長物語です。
ふとしたキッカケで始めたバレエに特別な開放感を覚え、
バレエ・ダンサーになりたいという夢を持ち始めます。

その夢に向かって、ビリーのダンスの才能を見い出した、
バレエの先生であるウィルキンソン夫人の元で猛特訓を始めます。

しかし、世の中そう上手くはいきません。

父親はビリーにボクシングを習わせるなど、男らしく育てるために厳しくあたります。
しかも父親は炭坑夫で、炭坑を閉鎖しようとする会社を相手に、
ビリーの兄トニーと共に組合仲間とストライキを起こしている真っ最中でした。

そんな状況でビリーがバレエをする事に快く賛成するはずがありません。

ビリーはそんな父親や兄との確執や周りの目を乗り越えて、
バレエ・ダンサーという夢に向かって突き進んで行きます。

家庭状況や厳しい練習に、ある時はスネたり、ある時は投げ出したり、
バレエ・ダンサーという夢への道のりはとても険しいものでした。

そんな多くの苦難を乗り越え、
夢に向かって直向に努力するビリーの姿はとても感動的です。

そして、この作品にはもう一つの物語があります。
それは父親と息子、親子の物語です。

この親子愛は書いてしまうと思いっきりネタバレしてしまうので、
多くは触れませんが、この作品のとても重要な要素だと思います。

ビリーは父親に自分の存在を認めて欲しかった。
自分の夢を理解してほしかった。
ビリーは一人戦っていたのです。

そして父親はビリーに男らしく立派な人間になって欲しかった。
ビリーの将来を一番心配していたのは父親でした。
しかし、妻に先立たれたという苦しみから逃れられず、
炭坑閉鎖へのストによる生活苦によってビリーに辛く当ります。
父親も一人戦っていたのです。

そのまったく正反対の想いが、ビリーのバレエ・ダンサーになりたいという夢によって、
引き出され、衝突し、次第にお互いを理解して行くのです。

そんな親子の関係に猛烈に惹き込まれました。

子を持つ親となってからは、父親と息子が描かれる映画には、
とても敏感になっているんです(^^

誰にでも子供の頃から持っていた夢があると思います。
夢を叶えられた人、叶えられなかった人、それぞれだと思います。

夢を叶えられずに父親となった人は、きっと自分の子供に、
自分の夢を叶えてほしいという願いを持つと思います。

夢を叶えて父親になった人は、きっと自分の子供に、
自分の夢を継いで欲しいという願いを持つと思います。

その想いは、きっと子供にも多かれ少なかれ伝わるでしょう。

しかし子供にとって、それは本当に幸せなのでしょうか。

子供というのは、自分の血を受け継いだ子供であると同時に、
一人の人間なのです。

自分の想いや願いを叶えてくれるのは子供ではありません。
それは自分自身の手で掴むものです。

父親の務めとは、子供を一人の人間として立派に成長させることが、
一番大切な事なのだと思います。
そして自分の夢ではなく、子供が持つ夢を叶えるために力を注いであげる事が、
父親の大切な役割なのではないでしょうか。

自分の父親との関係、自分と息子との関係が、
この作品の親子関係と、思いっきりダブってしまい、
ビリーの父親と息子のビリー、それぞれに思いっきり感情移入してしまいました。

スミマセン、親子関係の話で熱くなりすぎてしまいました(^^;

この作品を観て、夢を叶えるということは、
本人の努力と周りの人々の理解がとても大切なのだと改めて感じました。

そして、ビリーの夢に向かって努力する直向な姿に、
自分の信じる道を、自分を偽らずに、
信念を持って突き進む事が大切なのだと教えられたように思います。

それはビリーの友達もきっと教えられたのでしょうね(笑)
これはこの作品を観れば分かります(^^

夢、希望、友情、兄弟愛、そして親子愛、
ラストではその全てが集約され、感動が波のように押し寄せてきました。

今思い出しても、ラスト近くのビリーへの兄トニーの言葉や、
ラストでの父親の表情を思い出すと涙がこぼれます。

とても素晴らしい作品でした。

主人公ビリーを演じたジェイミー・ベルの演技はとても素晴らしかったですね。
素朴な少年がバレエと出会い、自分自身が輝ける場所を知る。
自分の夢や家庭状況に対する心の揺れや葛藤を見事に演じていました。
彼はこの作品で見事、英国アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。
さらにカンヌ国際映画祭でも絶賛されました。
これからの活躍に期待の役者さんですね(^^

自分は知りませんでしたがラストに登場する“彼”は、
世界的バレエダンサーのアダム・クーパーという人だったんですね。
ほんのちょっとの出番でしたが、彼が出演した事も大きな話題となったようです。

監督はロンドンの劇場ロイヤル・コートの芸術監督や、
ブロードウェイの舞台、BBCのラジオドラマやテレビドラマの制作を
手がけてきたスティーブン・ダルドリー。
この作品が長編映画の第1作目です。
この作品で早くもオスカー候補となりましたね。
多少荒削りな部分もありましたが、とても素晴らしい演出力だと思います。

炭坑労働という厳しい生活、父親や兄との確執、
周りの厳しい目を振り払いながら自分の夢を追いかける少年の葛藤など、
暗くなりがちな物語が、直向に頑張る少年の姿の微笑ましさと、
随所に散りばめられたコミカル(結構シュールですが(^^;)な場面によって、
笑いと感動を引き出し、とても心温まる作品に仕上がっていると思います。

夢に向かって直向に頑張る少年、そして少年を見守る家族、
夢と希望、そして愛に溢れた、とても素晴らしい最高の作品でした。


評価★★★★★★★★★☆(10点満点中9点 …1点)


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ディスタービア
リセット不能の覗き見ゲーム


ディスタービア
原題: DISTURBIA



製作年:2007年 製作国:アメリカ 104分
監督:D・J・カルーソー
出演:シャイア・ラブーフ、キャリー=アン・モス、デヴィッド・モース、サラ・ローマー
    アーロン・ヨー、ホセ・パブロ・カンティージョ、マット・クレイヴン

【ストーリー】

父親を自動車事故で亡くして自暴自虐となっていたケールは、学校で暴行事件を起こし、
裁判所から3ヶ月の自宅謹慎処分を言い渡される。
足首に監視システムを付けられて外出できない彼は、退屈しのぎに近所の覗き見を始める。
隣に越してきた美少女や近所の悪ガキの家など親友のロニーを交えて覗きに興じていたある日、
裏手に住むターナーが連続行方不明事件の容疑者と同じ車に乗っていることに気づく。

【感想】

アメリカで10週連続トップテン入りを果たした、アンリミテッド・ショック・スリラーです。

この作品がここまでヒットしたのは、たぶん現代のアメリカの若者に通じるものを、
主人公の青年が持ち合わせているからなのかなぁと思いました。
現実にティーンのデート・ムービーとして人気が出たそうです。

物語の設定はヒッチコックの名作『裏窓』を現代版にしたような感じです。
しかしリメイクという訳ではなく、設定は同じでも現代風なアレンジと、
新しいアイデアを盛り込んだ、今時のサスペンス・スリラーに仕上がっています。

主人公ケールは父親を自動車事故で亡くした事により自暴自虐になり、
授業中に教師を殴って3ヶ月の自宅謹慎処分を言い渡されます。

そこで登場するのが今作のメインアイテムである足首に取り付けるGPS付監視用センサー。
自宅から半径30mの外に出るとアラームが作動し、警察が駆けつける仕組みです。
アメリカってこういう所は本当に凄いですよね(^^;

そんな装置を付けられたケールは母親にTVゲームもTVを見ることすら禁止され、
近所の人々を観察する覗きを遊び半分で始めます。

隣に越してきた美少女アシュリーの部屋やプールで泳ぐ水着姿、
近所のイタズラ悪ガキたちの部屋などいろんな人の観察をして暇をつぶします。

そんなある日、隣に住んでいるターナーという中年男性がガレージに車を止めているのを見て、
ニュースで流れていた連続行方不明事件で目撃された車とターナーの車が
酷似ている事に気がつきます。

そこからケールと親友ロニー、隣人のアシュリーのスパイごっこが始まります。
怪しい行動をするターナーを観察してゆくうちに、
ケールは本当にターナーが殺人犯ではないかと疑い始め・・・

オープニングから観る者を期待させるような展開でいきなり釘付けとなります。
そして物語がサスペンスタッチで進んで行くと思いきや、
その後に続くのは青春恋愛ドラマのような展開やコメディタッチの展開。
あれ?と戸惑いつつも見続けてゆくと、次第にサスペンス・スリラーの展開に変わってゆきます。
このまったく違った展開に変わって行く手法も新しかったですね。

そして自宅から30mの外に出れないという設定の中、
主人公がスパイごっこに使いこなすアイテムは携帯電話、ipod、ビデオカメラ、パソコン。
そして親友ロニー(笑)
現代の若者の必須アイテムを駆使する姿が、きっとアメリカの若者の心を掴んだのでしょうね。

主人公ケールを演じたシャイア・ラブーフは今時のオタクっぽい青年にピッタリでした(^^
今時のティーンエイジャーらしさが出ていて良かったと思います。
決して二枚目ではないですが、今までの作品を観ると演技の幅の広さを感じます。
以前レビューでも書きましたが彼の小さい頃の主演作「穴/HOLE」という映画はオススメです(^^
最近では「トランスフォーマー」の主人公に抜擢され、
現在は「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」で、
あのインディ・ジョーンズの相棒役に大抜擢されています。
今一番注目されている若き俳優の一人ですよね。

母親役のキャリー=アン・モス、隣人ターナー役のデヴィッド・モースなど、
演技派な俳優陣が脇を固めた事により、軽くなりすぎてしまいそうな物語を、
しっかりと押さえていたと思います。

主人公がGPS付監視センサーによって自宅から外に出れないという斬新なアイデア、
謹慎中に暇つぶしで遊び半分で始めた覗き、そこから発展する隣人が殺人鬼ではなかという疑惑、
王道であり定番である多くのスリラー要素を取り入れつつ、
多くの新しいアイデアと新しい手法で、観る者を物語に引き込んでゆきます。

しかし、以前他の作品のレビューでも書きましたが、
Toy'sにはサスペンス・スリラー系の映画に恐ろしいほど強い免疫ができてしまっています(^^;

なのでこの作品もそうですが、やはりラストの展開には物足りなさを感じざるをえませんでした。
これはあくまでサスペンス・スリラーに免疫が出来過ぎたToy'sの意見ですので、
実際はご自身の目で確かめてみて下さいね(^^

後はサスペンス・スリラーお決まりのツッコミどころ満載な展開や、
ちょっと中途半端だったなぁと思う隣人アシュリーとの青春恋愛ドラマ(笑)のありえない展開、
そしてラストの真相などなど、言いたいことは山ほどあります(笑)

でも、ラストまでハラハラさせられる展開は十分楽しめますので、
とても素直な心で観て頂ければ問題ないと思います(^^

いろいろと書きましたが、まとめますとサスペンス・スリラーを見るぞ!!と、
気合いを入れて観るのではなく、友達や恋人と楽しくワイワイしながら観て頂く事をオススメします。
あ、一人でも気合いを抜いて観て頂ければ問題ありません(笑)


評価★★★★★★☆☆☆☆(10点満点中6点 …1点)


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ボルベール<帰郷>
ママ、話したいことがヤマほどあるの。


ボルベール<帰郷>
原題: VOLVER



製作年:2006年 製作国:スペイン 120分
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカ・ポルティージョ
    ヨアンナ・コボ、チェス・ランプレアベ、アントニオ・デ・ラ・トレ

第59回カンヌ国際映画祭:女優賞(6名)、脚本賞 受賞

【ストーリー】

失業中の夫の分まで働く、気丈で美しい女性ライムンダ。
ある日、彼女の留守中に夫が15歳になる娘パウラに関係を迫り、
抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。
愛娘を守るためライムンダは必死に事件の隠蔽を図るが、
その最中に叔母が亡くなったとの知らせが入る。
一方、葬儀のため帰郷したライムンダの姉ソーレは、大昔に火事で死んだ母親の亡霊が、
1人暮らしだった叔母をこっそり世話していた、という奇妙な噂を聞く。

【感想】

「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」に続く、
ペドロ・アルモドバアル監督の“女性賛歌”三部作の第三章です。

この“女性賛歌”三部作の中では一番好きな作品となりました(^^

登場人物はほとんど女性です。
男性も出てきますが、ほとんどがお飾り程度な役柄でした。
でも女性のための映画という感覚はほとんど感じられなかったですね。
それはこの作品が男だとか女であるとか関係なく、
人間心の深い部分、人間そのものを描いていたからなのかもしれません。

この三部作の全てに共通する人間のダークな部分、
人には気軽に話せないような苦悩や悲しみを、深く描く訳でもなく、
軽く流す訳でもない、とても絶妙な位置付けで描かれています。

そこがこの監督の独特な感性であり、演出なのでしょうね。
人が生きてゆく中で体験する苦しみや悲しみがその物語の中に凝縮され、
どんなに辛くても、どんなに悲しくても、それでも生きてゆかなければいけない、
そんな“生”の強いメッセージを感じました。

特にこの物語の主人公ライムンダとその娘のパウラとの親子関係、
そしてライムンダと母親イレネとの関係、
そしてその親子3代に渡り繰り返される悲しい事件、そして現実。

その苦しみの中で現実を受け入れ、その現実の責任を果たす。
その現実の中で力強く生きてゆく女性たちを見て、
生きることの本当の意味を、本当の大切さを教えられたような気がします。

そしてこの作品を観て、女性とは本当に強い生きものなんだと感じました。
まるで全てを包み込むような広い懐を持ち、現実を受け入れ、
娘のためであれば自分を犠牲にしてでも守り抜く、
その包容力と大胆な考えや行動とは逆にとても繊細な感性も持っているんですよね。

男性と女性との違いで決定的なものは、
女性は新しい生命を宿し、新しい生命を産む事が出来ること。

いくら強がっても、男性は女性から産まれてくるんです。
「トーク・トゥ・ハー」でも感じましたが、
所詮、男は女性のとてつもなく広い母性の中で泳ぐ、
ちっぽけな魚のような存在に過ぎないのではないでしょうか。

この作品を観て、女性の存在の大きさをあたらめて感じました。
これがこの作品が描く“女性賛歌”なのでしょうね。

映画の話から少々脱線してしまいました、スミマセン(^^;

この作品には女性の強さだけではなく、
人間が生きるために重要なもの、そして大切なものが描かれています。

自分の生きる人生を、どう生きるのか、
人は一人で生きているのではなく、人と人はつながっている、
生きてゆくための人生の厚みや濃厚な時間は、
自分自身の行動や人と人との触れ合いによって積み重ねられるのだと
教えてくれているような気がしました。

ライムンダは娘のパウラが起こした事件によって、
そして死んだはずの母親のイレネの存在によって、
今まで必死に生きてきた自らの人生に厚みと濃厚な時間を
与えらてゆきます。

決して素晴らしい出来事でも、楽しい出来事でもありません。
人生にとって辛い現実を体験し、悲しい現実を知ることになります。

でもなぜか温かくて、とても優しい。
そんな不思議な感覚に包まれました。

主人公ライムンダを演じたペネロペ・クルス。
自分が今まで観た彼女の出演作品の中で一番輝いていたと思います。
彼女の美しさは、もう何も言うことはないですが、
それに増して、このライムンダという役が、
彼女を寄り一層引き立てていたんじゃないかと思います。
特にタンゴの名曲“ボルベール”を歌う姿は鳥肌ものでした(^^

他に競演した5人の女優と共にカンヌ国際映画祭で女優賞を受賞しましたが、
それはこの作品を観れば一目瞭然、当然の評価だったと思います。

出演した全ての女優さんたちの演技は本当に素晴らしかったです。

娘との確執、母親との確執など親子関係の問題は、
誰もが多かれ少なかれ持っているものだと思います。

ライムンダ、パウラ、そしてイレネ、彼女たちの人生が交わる時、
彼女たちの人生がより厚みを持ち、それぞれの人生に豊かさが増してゆく。

そして、そこにはとても大きな優しさがある。

この作品は“女性賛歌”という言葉を一番感じたと同時に、
“人間賛歌”、“人生賛歌”という言葉も強く感じました。

ペドロ・アルモドバル監督の独特な感性で描かれるビビットで色彩豊かな映像と、
逞しく生きる女性たちの“人生賛歌”。

ラストの優しくて温かい余韻が、とても心地よく自分たちを包み込んでくれます。


評価★★★★★★★★☆☆(10点満点中8点 …1点)


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ボーン・アルティメイタム
彼が記憶を取り戻すとき、最後通告が下される


ボーン・アルティメイタム
原題: THE BOURNE ULTIMATUM



製作年:2007年 製作国:アメリカ 115分
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、デヴィッド・ストラザーン、スコット・グレン
    ブライアン・コックス、パディ・コンシダイン、クリス・クーパー、エドガー・ラミレス

【ストーリー】

マッド・デイモン主演の「ボーン・アイデンティティ」「ボーン・スプレマシー」に続く、
ジェイソン・ボーン シリーズの第3弾です。

今作ではシリーズを通して最大の謎であるジェイソン・ボーンの過去が暴かれます。

近年のアクション映画の中では最高ランクに入るこのシリーズ。
このシリーズがこれだけヒットした理由は数多くあると思います。

まず一つ目は最大の魅力であるスタイリッシュでテンポの良いアクションシーンの数々。
1対1のタイマン勝負や壮絶なカー・アクションなど手振れやカット割りを駆使した、
スピーディーなアクションシーンは本当に見応えがあります(^^

そしてアクションシーンのもう一つの魅力はボーンが追っ手からどう逃れるか、ですよね。
アクションシーンにありがちな力技で難関を切り抜けるのではなく、
知力を駆使した巧妙な作戦や転機で見事に乗り切ってゆく、そこが最大の魅力だと思います。

そして二つ目はジェイソン・ボーンという主人公自体が謎の人物だということ。
このシリーズの最大の謎であり、物語の最大の軸となっています。
自分が誰なのかも分からない状態で、次々と襲い掛かる敵を返り討ちにし、
知力を駆使して乗り切ってゆく。
自分は誰なのか、何のために暗殺者となったのか、
その最大の謎がこのシリーズのドラマ性を深いものにしていると思います。

そして三つ目は登場人物の描き方。
自分の過去を探す主人公ジェイソン・ボーンをはじめ、
それぞれのキャラクターがアクション映画特有のご都合主義的キャラクターではなく、
それぞれの人物の行動や言動に理由があるところだと思います。
また、キャラクター的には弱くなってしまってますが、
ボーンを狙う暗殺者やその黒幕など、現実からかけ離れた人間ではなく、
実際に存在しているようなリアルなキャラクターとして描かれています。

アクション映画特有・・・と言えば、ガン・アクションやカー・アクションなどで、
悪人もそうでない人もどんどん死んでいく映画が多いですが、
この作品はシリーズを振り返ってみると、
ほとんど無駄な殺生はしていないことに気がつきました。

この3作目のボーンと暗殺者との会話が全てを物語っていますが、、
現代のヒーロー像が昔と比べて大きく変化してきたように感じました。

そして五つ目は物語。
自分探しの物語という基本設定はとてもシンプルなのですが、
ボーンの過去にまつわる人物や組織が複雑に絡み合い、
謎が謎を呼ぶ展開に観る者を惹きつける巧みな脚本、そして演出は見事だと思います。

基本的な物語を軸に息をつく暇もないほどのアクションシーンを盛り込み、
謎多き物語と途切れる事のないアクションシーン連続で、
あっと言う間に時間が過ぎ去ってしまいます。

全体的な構成もテンポよくスピーディに展開するので、
観る側もまったく油断できません(笑)
この観る側を最後まで惹きつける展開は本当に見事だと思います。

マット・デイモンが主人公ジェイソン・ボーンを演じた事も、
この作品がヒットした理由のひとつじゃないかと思います。

アクション映画というと“マッチョ”という路線が多い中、
スタイリッシュで俊敏な動きと、知性で危機を乗り越えるまったく新しいヒーロー像を、
見事に作り上げていました。

マット・デイモンは悪く言えば猿顔で、知的で強い男には見えない印象が強かったのですが、
この作品ではその全てが覆され、とても魅力のある俳優として見る目が変わりました。
今ではお気に入りの俳優の一人です(^^

ここまで書くと非の打ちどころがない作品のように思えますが、
もっとこうすれば良かったのになぁ、と思うところも多々あります(^^;

特に3作目ではボーンの過去がついに明かされますが、
もう少しヒネりがあった方が良かったと思います。
1作目、2作目と次第に盛り上がってきたものが、少しテンションダウンしてしまいました。
これは思いっきりネタバレになってしまうので、皆さんの目で確かめて下さい(^^

そしてシリーズを通してですが、自分の過去が分からないボーンの内面的なものを、
もう少し丁寧に描いた方が良かったんじゃないかと思いました。

心理的な面がもう少し深く描かれていたら、本当に最高傑作シリーズになったと思います。

あとアクションシーンも好き嫌いがハッキリするかもしれませんね。
手振れカメラによる臨場感は出ているのですが、
映像を見ていると酔ってしまう人も多いと思います。
カット割もスピーディで良いのですが、
そのカット割のスピードについていけない人も多いと思います。
ここは賛否両論のような気がしますので難しいですが、
自分的にはちょっと見づらいな程度でしたので全然問題ありませんでした(^^

シリーズを通して観ていないと、なかなか理解しずらいと思いますが、
アクション映画としては最高レベルにある作品だと思いますので、
このシリーズをまだ観ていない方は是非、1作目から観ていただくことをオススメします。

現在第4作目の話も進んでいるようです。
原作は3作しかないのでオリジナル・ストーリーになるようですが、
今まで以上のスタイリッシュなアクションを期待しつつ、
次回は是非ボーンの過去と現在のボーンの苦悩を丁寧に描いた、
ドラマ性の高い作品になることを期待しています(^^
あくまでもToy'sの勝手な意見ですけどね。


<DVD情報>

第1作「ボーン・アイデンティティ」 2002年 119分



ボーン・アイデンティティー

評価★★★★★★★★☆☆(10点満点中8点 …1点)


第2作「ボーン・スプレマシー」 2004年 108分



ボーン・スプレマシー

評価★★★★★★★☆☆☆(10点満点中7点 …1点)


第3作「ボーン・アルティメイタム」 2007年 115分



ボーン・アルティメイタム

評価★★★★★★★☆☆☆(10点満点中7点 …1点)


※シリーズ全てのレビューみたいになっちゃったので全作品の評価とDVD情報を一緒にしてみました。


<CD情報>

映画「ボーン・アルティメイタム」オリジナル・サウンドトラック


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

フェノミナン
人生には、説明できない不思議がある。


フェノミナン
原題: PHENOMENON



製作年:1996年 製作国:アメリカ 123分
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ジョン・トラボルタ、キラ・セジウィック、フォレスト・ウィッテカー、ロバート・デュパル
    デヴィッド・ギャラガー、ジェフリー・デマン、ブレント・スピナー

【ストーリー】

ある日突然、並外れた知性を与えられた男と、彼を支える女性の愛を描いた、
ハートフルなラブ・ファンタジー。

【感想】

エリック・クラプトンの名曲「Change the World」を聞くと、この作品を思い出します。

主題歌と映画の内容がこれほどまでにピッタリと合った作品は、
他にはなかなかないかと思います(^^

主人公はトラボルタ演じる、小さな町ハーモンに暮らす自動車整備工のジョージ。
家具アーティストの女性レイスに片思いをしている独身男だが、
気さくな人柄で町中の人々から愛されていました。

彼は行き着けのバーで自分の38歳の誕生パーティが開かれた夜に、
不思議な光を浴び、並外れた超人的な能力を持つ天才に生まれ変わります。

その超人的な能力によって多くの事件やトラブルを解決してゆくジョージだが、
その能力を恐れた町の人々から異質な目で見られ、
次第に孤独と不安に追い詰められて行きます。

そんなジョージに優しく接してくれたのは家具アーティストのレイス。
二人は次第に愛し合うようになってゆくのだが・・・

物語としては「アルジャーノンに花束を」や「デッドゾーン」のような、
特殊な能力を持ったがゆえに苦悩する主人公を描いた作品です。

しかし上記の作品と違うのは、物語をとてもハートフルに描いていること。
そしてジョージとレイス、二人の愛を中心に描いていること、だと思います。

特殊な天才的能力を生かして、数々の事件やトラブルを解決し、
世の中を変える(Change the World)ことに役立てようとするジョージ。

しかし、その行動は周りの人間からは異質な存在として見られてしまいます。

人間の心理としては当然ありえることです。
自分の中の常識や守るべきものを脅かされそうになった時、
自己防衛本能が働き、異質であったり、普通と違った事を否定し、
自分の中の常識を守ろうとします。

たとえどんなに素晴らしいアイデアでも、素晴らしい考えでも、
素晴らしい行いでも、素晴らしい心を持っていても、
それらを受ける側の人々に受け入れられ、理解されなければ、
まったく意味がなくなってしまいます。

特異な能力や、その訴えられた内容や行動だけを見るのではなく、
その人自身をしっかりと見据える事が大事なのだと、
本質を知る事が大事なのだと、この作品を観て感じました。

超人的な能力によって町の人々から蔑まされてしまったジョージですが、
唯一とても大切なものを手にすることが出来ます。

それはレイスの愛。

彼にとっては何よりもかけがえのないものです。

Change the World

世界は変えられなかったかもしれない、でも彼は変わることが出来た。

Change the World」=世界を変える

それはこの世の中の事ではなく、彼の中の世界だったのかもしれません。

この物語は意外な結末で幕を閉じます。
映画を観始めた時に予想していたラストと全然違いました。

ラストのジョージとレイスが交わす言葉がとても切なく、
そしてとても温かさと優しさに溢れていました。
今でも忘れられない名シーン、そして名セリフです。

ラストだけではなく、物語全編に勇気と希望をもらえるような、
素晴らしいセリフが散りばめられています。

ジョージを演じたジョン・トラボルタの演技はとても素晴らしかったです。
ダンス全盛時代の体系からは想像がつかないほどメタボ(笑)な体になっていますが、
その体系と雰囲気が逆に気さくで優しい男ジョージにピッタリでした。
そして特殊な能力に苦悩するジョージの心理も見事に表現していました。
彼の代表作と言っても過言ではないと思います(^^

その他、ジョージの父親的存在の医師役のロバート・デュパル、
ジョージの友人役のフォレスト・ウィテカーなど、
渋くて演技派な俳優たちが脇を固めています。

特殊な能力を持ってしまったがための不安と孤独を丁寧に描き、
その能力を人々のために役立てようとする男の優しさ、
人間の心の温かさ、そして友情と愛情に溢れた素晴らしい物語。

とても心に沁みる、温かさと優しさに溢れた作品です。

エリック・クラプトンの名曲「Change the World」と共に、
いつまでも心に残っている作品です。


評価★★★★★★★★☆☆(10点満点中8点 …1点)


<DVD情報>

フェノミナン

<CD情報>

フェノミナン

チェンジ・ザ・ワールド
※この映画の主題歌であるエリック・クラプトンの名曲です(^^


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スパイキッズ
非常事態発生!この2人がやるしかない。


スパイキッズ
原題: SPY KIDS



製作年:2001年 製作国:アメリカ 88分
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:アントニオ・バンデラス、カーラ・グギーノ、アレクサ・ヴェガ、ダリル・サバラ、
    アラン・カミング、テリー・ハッチャー、トニー・シャルーブ、ダニー・トレホ、
    ロバート・パトリック、チーチ・マリン、ジョージ・クルーニー

【ストーリー】

かつては国際スパイだったグレゴリオとイングリッド夫妻。
今はスパイ家業から足を洗い2人の子供達、カルメンとジュニと仲良く暮らしていた。
しかし、夫婦揃っての久々の仕事で悪の組織の罠にはまり捕まってしまう。
両親がスパイだった事を知った子供達は隠されていた最新スパイグッズを駆使して、
パパとママを救うため、敵地へと乗り込んでゆく。

【感想】

先日、そろそろ息子(7歳)にも映画好きになってもらおうと(親の勝手ですが(^^;)、
年齢にあった作品を探していたところ、この作品に行き着きました(^^

しかもToy'sの最も好きな監督の一人、ロバート・ロドリゲス監督作品である事もGood!!

と言う事で息子に「面白いから観てみ~」と観させたところ、
めっちゃ爆笑、めっちゃ興奮、めっちゃくちゃ大好きな作品になったみたいです(^^
残念ながら仕事で一緒には観れなかったのですが(^^;

この作品って思いっきりファミリー向けというか子供向け的な作品ですよね。
家族揃って楽しめるエンターテイメント作品。

それがロバート・ロドリゲス監督!?

と最初は思ったのですが、内容を観れば一目瞭然、
ファミリー向けで安心して子供にも見せられる作品でありつつ、
思いっきりロバート・ロドリゲス監督節が炸裂した作品となっています。

逆にロドリゲス監督の感性がなければ撮れなかった作品じゃないかと思います。

安易にこの作品の様な物語を製作すると、
B級映画以下の目も当てられない作品になってしまう危険な題材なのですが、
ロバート・ロドリゲス監督の映画に対する純粋な心、そして感性が、
誰もが楽しめる、素晴らしきエンターテイメント“おバカ”映画に出来たのだと思います(^^

ラテン系アクション「デスペラード」の黄金コンビである、
ロバート・ロドリゲス監督とアントニオ・バンデラスが再び手を組み、
壮絶なガン・アクションや暴力描写を封印し、
チビッコ2人が活躍するキッズ向けアドベンチャーを作り上げました。

アントニオ・バンデラスをはじめ、ダニー・トレホ、チーチ・マリン他、
ロドリゲス監督作品には常連の俳優達も揃って出演しています。

そしてロバート・パトリックやジョージ・クルーニーなど大御所も出演。
なんて贅沢な作品なんでしょうか(^^

主人公の姉カルメン役のアレクサ・ヴェガと弟ジュニ役のダリル・サバラの、
お笑いコンビみたいな二人のおバカな掛け合いも面白かったです(^^

そして激しいバイオレンスはなくともロドリゲス節が炸裂しているぶっ飛んだ物語、
意味不明だけど面白おかしい最新スパイグッズの数々など、
大人が観ても十分に楽しめる一級のエンターテイメント作品に仕上がっています。

底抜けに明るく、ハチャメチャな展開のファミリー向けSFアクション・コメディですが、
ロバート・ロドリゲス監督の魂はしっかりとこの作品の中にもあります。

あまりのくだらなさに思わず失笑したり、おバカな展開に大爆笑したりと、
ただのお笑い作品にはとどまらない不思議な魅力がある作品です。

それはロバート・ロドリゲス監督が常に自分のスタイルを持っていること、
そして笑ってください、とか泣いて下さいとか観客に訴えるのではなく、
監督自身が観て面白いと思う事、自分の子供に観せたいと思う気持ちがあるからこそ、
この作品に不思議な魅力が生まれ、誰もが楽しむ事ができる、
愛すべき“おバカ”映画が作れたのだと思います。

ファミリーでも恋人同士でも、もちろん一人でも十分に楽しむ事ができるので、
おバカな展開に突っ込みを入れながら、頭を空っぽにして楽しんで観て下さい。
ストレス発散にもなりますし、家族や恋人と素直に大笑いできると思います(^^


「スパイキッズ」は2、3と続編があります。
1作目が一番面白かったと思いますが興味のある方は是非ご鑑賞下さい(^^

「スパイキッズ2 失われた夢の島」





「スパイキッズ3 ゲーム・オーバー」





評価★★★★★★★☆☆☆(10点満点中7点 …1点)


<DVD情報>

スパイキッズ ― DTSスペシャルエディション

スパイキッズ【廉価版2500円】

スパイキッズ 1&2 ツインパック

スパイキッズ スーパートリプルパック ( 初回限定5枚組 )

<CD情報>

スパイキッズ


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地球外生命体捕獲
今度の森には何かか潜む・・・


地球外生命体捕獲
原題: ALTERED



製作年:2006年 製作国:アメリカ 88分
監督:エドゥアルド・サンチェス
出演:アダム・カウフマン、キャサリン・マンガン、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ
    マイク・C・ウィリアムズ、ポール・マッカーシー=ボーイントン

【ストーリー】

15年前、森の中で少年5人が地球外生命体に誘拐された。
生き残った4人はトラウマを抱えたまま成長し、いつか復讐すると誓っていた。
15年後、彼らは森の中で地球外生命体の捕獲に成功し、復讐を果たそうとするが、
地球外生命体が発信機を持っている事を知り、
殺せば地球は侵略されるのではないかと疑問を持ち始める・・・

【感想】

なんてB級っぽい香ばしい臭いがプンプンするタイトルなんでしょうか(笑)
もう、このタイトルだけでこの作品に惹かれてしまいました(^^

本当は“B級”ブログの方でレビューしようと思ったのですが、
一応劇場公開作品ですし、お金もまあまあ掛かっているようなので、
こちらのメインブログに書いてみようと思います(^^

監督はインディペンデント映画としては史上空前の大ヒットとなった、
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の共同監督の1人エドゥアルド・サンチェス。

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」では恐怖の存在をあえて形にはせず、
心理的な恐怖に焦点を当てていましたが、
今作の恐怖=地球外生命体の存在は思いっきり、もろ出しです(笑)

地球外生命体のビジュアルを克明に書いてしまうとネタバレしてしまうので、
ちょっと伏せて書きます。

地球外生命体は「妖○人○ベ○」みたいです(^^;

物語の展開は意外と新鮮な内容でしたので、ちょっと期待してました。
雰囲気的にはスティーブン・キング原作の「ドリーム・キャッチャー」みたいでしたが・・・

少年時代に地球外生命体にアブダクトされ、友人の一人を失い、
自分たちの心に残ったトラウマに悩まされる4人の男たち。

15年後、ついに彼らは地球外生命体を一体、捕獲する事に成功する。
復讐を果たそうとした時、地球外生命体が持つ発信機を発見、
復讐すれば、地球外生命体の仲間が人類に報復攻撃をしかけるかもしれない・・・

トラウマから逃れようとする者、
トラウマを地球外生命体に復讐することで克服しようとする者、
まったく意見の違う者同士が、地球外生命体をめぐって対立します。

題材的には面白いと思える内容でしたが、ここの部分をもっと深く掘り下げて欲しかった。
彼らを復讐へと駆り立てる少年時代のトラウマ体験、
どのような仕打ちを受けたのか、その後どんな生活を送ってきたのか、
ここをもっと深く現在とリンクさせながら描いたら、
もっと、もっと面白くできたと思います。

B級映画で同じみの、そこまで予算が回りませんでしたバージョンなのかもしれませんが(笑)

題材的には結構引き込まれる内容なので、そこに時間とお金を掛けられれば、
もっと深い人間ドラマを持つ作品になったであろうと思います。

そして地球外生命体との戦いやグロテスクなシーンなんかも、
もう少し強烈なインパクトがあっても良かったんじゃないかと思います。

ここ数年で量産されているスリラー系の映画の方がよっぽど凄いですね。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」風に作るか、
逆に思い切ってハチャメチャにしてしまった方が良かったかもしれません(^^

題材とアイデアはとても良かったので、非常に勿体無い印象が残りました。

あえてオススメはしませんが、ブログや話のネタ位にはなると思います(笑)

レンタルショップに行って目当ての作品がなく、
いろいろ他の作品を物色して、どーしても観たいと思う作品もなく、
B級系でもいいかなぁ~なんて悩んでいる時に、
今日は心が穏やかだから、どんな作品を観ても大丈夫だと思える時に、
レンタルして観て下さい(笑)

少なくとも他のB級以下の作品よりは見応えがあります(^^

チャレンジしても良いって方、感想お待ちしております(笑)


評価★★★★☆☆☆☆☆☆(10点満点中4点 …1点)


<DVD情報>

地球外生命体捕獲


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コーヒー&シガレッツ
ゆっくりと時間が流れる。


コーヒー&シガレッツ
原題: COFFEE AND CIGARETTES



製作年:2003年 製作国:アメリカ 97分
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ロベルト・ベニーニ、スティーヴン・ライト、ジョイ・リー、サンキ・リー、スティーヴ・ブシェミ
    イギー・ポップ、トム・ウェイツ、ジョー・リガーノ、ヴィニー・ヴェラ、ヴィニー・ヴェラJr
    ルネ・フレンチ、E・J・ロドリゲス、アレックス・デスカス、イザック・ド・バンコレ、
    ケイト・ブランシェット、メグ・ホワイト、ジャック・ホワイト、アルフレッド・モリナ
    スティーヴィ・クーガン、GZA、RZA、ビル・マーレイ、ビル・ライス、テイラー・ミード

【ストーリー】

ジム・ジャームッシュ監督が18年間撮りためていたコーヒーとタバコをテーマに、
11本のショート・フィルムで構成された短編映画集。

【感想】

ゆったりとした時間の中で、コーヒーとタバコを楽しみながら、
一人リラックスしてゆっくりと観たい、そんな作品です。

コーヒーとタバコが好きな方は、さらにこの作品を楽しめるのではないかと思います。

タバコが吸える場所も激減し、喫煙者への眼差しが厳しいこのご時勢に、
最初から最後まで、それぞれの登場人物がとても美味しそうにタバコを吸いまくります(^^
そして最初から最後までタバコと共に美味しそうにコーヒーを飲みまくります(^^

Toy'sも愛煙家で珈琲が大好きなので、とても居心地の良い雰囲気に包まれました。

ジム・ジャームッシュ監督の映画ではお馴染みのモノクロ映像、
そしてシンプルな撮影方法とシンプルな物語がとてもクールであり、
とてもシュールな印象を覚えました。

18年もの歳月をかけて撮りためた作品を、一つの作品にしようと思うところが凄いですよね。
第一話のロベルト・ベニーニとスティーヴン・ライトの話は撮影されたのが1986年。
今でこそ「ライフ・イズ・ビューティフル」などで有名となったベニーニですが、
この撮影された時期には日本で知っている人はほとんどいなかったんじゃないかと思います。

そう考えると、映画の歴史の流れと共にジム・ジャームッシュ監督の作風の変化や、
出演している個々の俳優達の変化が、この作品から読み取る事ができるのではないでしょうか。
そんな楽しみ方も、この作品の中にはあると思います(^^

そしてロベルト・ベニーニの他、とても豪華な俳優たちが出演しています。
ケイト・ブランシェットやアルフレッド・モリナなど演技派な俳優たち、
スティーヴ・ブシェミやビル・マーレイなど個性派な役者達、
そしてイギー・ポップやトム・ウェイツなどのミュージシャンたちも出演していました。

コーヒーとタバコを楽しみながら他愛もない会話をする人々を、
上記の豪華なキャストが、個性豊かに演じています。

カフェやバーで見かける他愛もないありふれた風景を切り取ったかのような物語。
ありふれた日常の中にある、ちょっと面白おかしい会話の数々。

大爆笑する訳でもなく、感動する訳でもない、
ありふれた会話の中にあるシュールな笑いに思わずニヤっとしてしまう。
意外な俳優やミュージシャンが意外な役で登場するのも楽しみの一つ。

そう考えると、とても独特な雰囲気に包まれた作品ですね。

11編の物語はまったく関連性のない話なのですが、
コーヒーとタバコ意外でも共通して繰り返される、お約束があります(^^
そのお約束は何か変なんだけど、そのお約束が出ると何か気持ちいい(笑)
そのお約束がある事で、短編集というバラバラな作品が、
ひとつの作品としてまとまった要素にもなっていると思います。

それぞれのエピソードはとても個性的で面白かったのですが、
Toy's的にはアルフレッド・モリナとスティーヴィ・クーガンの話と、
GZA、RZA、ビル・マーレイの話が思いっきりツボでした(^^

ジム・ジャームッシュ監督は、それぞれの短編と撮る時に、
出演する俳優の組合せや物語、そして背景に流れる音楽を決めるのが、
とても楽しかったと話をしていました。

たしかに、絶対に楽しいですよね(^^
自分だったら楽しすぎて暴走しちゃいそうです(笑)

この作品は映画をしっかり観ると言うよりは、
BGM的な感覚で観て頂いた方が良い作品だと思います。

何かを伝えたいとか、心に残るメッセージとか、そういった系統の映画ではありません。

気合いを入れてみるのではなく、気軽に映画を楽しむためのもの。
そして、この映画の世界観に浸って観るものです。

なのでジム・ジャームッシュ監督の感性と合わない方には、
オススメできない作品ですね。
ジャームッシュ監督の作品を観ていないと、なかなか伝わりづらいかもしれません。

逆にこの作品の雰囲気、そして感性が合う方は、
コーヒーのカフェインのように、そしてタバコのニコチンのように、
この作品の中毒になると思います(^^

Toy'sはジム・ジャームッシュ監督の作品が好きって訳ではないのですが、
この作品の雰囲気や感性はとても好きです。
なので、この作品の中毒患者になりつつあります(笑)

クールなモノクロ映像、面白おかしい会話の数々、
そして豪華な俳優たちの個性的で巧みな演技などとても見所のある映画です。

是非、コーヒーとタバコ(吸わない方はなしですよ(^^)を用意して、
この作品の雰囲気を味わい、ゆったりとした時間をお過ごし下さい。


そして、映画とは別ですが、当ブログとリンクして頂いております、
Whitedogさんのブログ「Coffee and Cigarettes」は、
映画のレビューと映画に関するニュースを毎日配信されておりますので、
映画好きな方には、とても参考になるブログです。
是非、是非、皆様もお立ち寄り下さいね(^^


Whitedogさんのブログはこちら→URL:http://myfavorit.blog119.fc2.com/

Whitedogさん、スミマセン。勝手に紹介させて頂いてしまいました。


評価★★★★★★★★☆☆(10点満点中8点 …1点)


<DVD情報>

コーヒー&シガレッツ

コーヒー&シガレッツ【廉価2500円版】

コーヒー & シガレッツ (初回限定生産スペシャル・パッケージ版)


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

世界はときどき美しい
生きることを好きになる。あなたが教えてくれました。


世界はときどき美しい



製作年:2007年 製作国:日本 70分
監督:御法川修
出演:松田美由紀、榎本明、遠山景織子、尾美としのり、片山瞳、瀬川亮
   松田龍平、浅見れいな、あがた森魚、桑代貴明、市川実日子、木野花、草野康太

【ストーリー】

どこにでもあるような平凡な人々の人生を、優しい眼差しで詩的に描き、
生きることの素晴らしさを静かに語りかける5編の短編オムニバス・ムービー。

【感想】

この映画のタイトル「世界はときどき美しい」は、
フランスの詩人、ジャック・プレヴェールの詩篇「われら父よ」から取られています。

ありふれた日常、普段見過ごしてしまっている風景、そして生命の慈しみ、
とても温かく、そして優しさでそっと包み込んでくれるような、
観ている人々に豊さや潤いを与えてくれる、そんな映画です。

このような作品を映画詩(シネポエム)と言うんですね。

普段忘れてしまっているささやかな幸せや喜びが、
ありふれた日常の中にあるんだよ、と教えてくれているような気がします。

5編の短編で描かれた物語は、どれもありふれたものばかりです。
そのありふれた物語の中に、誰もが持つ喜びや幸せが散りばめられていました。

それぞれの物語の主人公は毎日を葛藤しながら生きている等身大の人間です。
それぞれの主人公の中に、もしかしたら自分の姿が見えるかもしれません。

そしてどこかに忘れてしまったものを見つけることができるかもしれません。

それぞれの物語はとても普通でありふれていますが、
どこか自分にも当てはまるような感覚があり、とても印象深いものばかりでした。

とくに第一章「Life can be so Beauthiful」と第二章「Bar fly」が、
とても印象的でしたね。

他の作品も良かったのですが、Toy's的には上記2つの物語がお気に入りです。

この作品は、生きる事とは事実を受け入れる事であり、
たった一言がその人に勇気や幸せを与えてくれる、
そして日常の小さな幸せが、実は自分の中で一番大切なものなのだと
教えてくれたような気がします。

松田美由紀、、榎本明、松田龍平、市川実日子など、
キャスティングも素晴らしかったと思います。
それぞれがとても自然に、ありふれた日常の中で必死に生きている人々を演じていました。

しかし、残念だなぁと思ったのは、詩的な作品を撮ろうという気持ちが現れすぎて、
ちょっとわざとらしくなっているというか、狙いすぎているようにも感じました。

もっと自然に描く事ができれば、もっと良い作品になったかなと思います。

そして、物語がとてもゆっくりと流れてゆきますので、
淡々とした映画が苦手って方には合わないかもしれないですね。

この作品は映画を観ると思って観ないで下さい。
映画を“観る”のではなく、映画を心と体で“感じる”作品なのです。

ひとつひとつのシーンが、まるで一枚一枚の写真を観ているような、
柔らかいタッチで描いたスケッチを見ているような、そんな感覚になります。

ゆったりとした時間を過ごすような、心と体をリラックスさせた状態で、
心を解放して観てほしい、そんな作品です。


評価★★★★★★☆☆☆☆(10点満点中6点 …1点)


<DVD情報>

世界はときどき美しい

<CD情報>

世界はときどき美しい~Music Anthology


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ナンバー23
それは一冊の本からはじまった。


ナンバー23
原題: THE NUMBER 23



製作年:2007年 製作国:アメリカ 99分
監督:ジョエル・シューマカー
出演:ジム・キャリー、ヴァージニア・マドセン、ローガン・ラーマン、ダニー・ヒューストン
    リン・コリンズ、ローナ・ミトラ、ミシェル・アーサー

【ストーリー】

ある1冊の本を手にした男とその家族が、次第に“23”という数字の謎に翻弄されてゆく
様を怪奇的なムードとスリリングな展開で描く。

【感想】

古くから不吉な数字として語られてきた“23”という数字の謎に
取り憑かれてしまった男の衝撃の運命を描くサスペンス・ミステリーです。

主人公のウォルターを演じるのはコメディ俳優として不動の地位を得たジム・キャリー。
最近はコメディ以外にヒューマンな作品やシリアスな作品に出るようになりましたね。
この作品もジム・キャリーお得意のコメディ路線は封印し、
全編シリアスな演技を披露しています。

ウォルターは自分の誕生日に妻アンナから一冊の小説をプレゼントされます。
その小説のタイトルは“ナンバー23”。
その小説にはウォルターそのものではないかと思える主人公が登場し、
“23”という数字の謎に取り憑かれ、人生を狂わせて破滅して行く姿が描かれていました。

ウォルターは自分に関係するもの全てが“23”という数字と符号している事に気がつき、
小説の主人公と同じ運命を辿るのではという想いに囚われてしまいます。

その謎を解くためにウォルターは必死に著者を捜索し始めるのだが・・・

この手の作品はネタバレなしにレビューを書くのが非常に難しいですよね。
思いっきりネタバレしちゃった方が、いろいろと書きやすくて良いのですが、
まだ観ていない方々のためにネタバレしないように書いてみます(^^;

一冊の小説と“23”という数字に翻弄される主人公が辿る運命を、
スリリングな展開で描いています。

“23”という数字は古くから不吉な数字として語られているとの事ですが、
実際自分は全然知りませんでした(^^;

過去のいろいろな事件などの数字を追ってゆくと、
“23”という数字が現れるらしいのですが、
どう考えても無理矢理こじつけているようにしか思えないのは、
Toy'sが汚れちまった大人になってしまったからでしょうか(笑)

まぁ、それは百歩譲って“23”という数字に
何かしらの謎があるとしておきます(^^

その“23”という数字が持つ魔力のようなもの、
全てがその数字で成り立ってしまっていると思い込み、
その謎を解くために翻弄するウォルターの姿は、
ジム・キャリーの迫真の演技もあって、とても鬼気迫るものがありました。

そして現実の世界のウォルターと小説の世界の主人公を、
ジム・キャリーが2役で演じているので、物語が進むにつれて、
それが現実なのか空想の世界なのかが分からなくなるような錯覚に陥りました。
観ている者も数字に翻弄され、
小説の世界に翻弄される主人公と同じ状況に陥らせる、
そんな演出なのかもしれませんね。

物語としてはしっかりと描かれており、上記のような錯覚に陥る構成や、
謎が謎を呼ぶスリリングな展開、驚きのラストなど、
サスペンス・ミステリーとしては合格点だったかなと思います。

ただ、サスペンス系、スリラー系、どんでん返し系が好きなスペシャリストの
皆さんにとっては、“またか・・・”と感じると思います。

サスペンスやスリラー系のレビューを書いていて思ったのですが、
この系統の映画を沢山みている人たち(Toy'sも含み)は、
ある意味“衝撃のラスト”とか“どんでん返し”という言葉に、
免疫が出来てしまっているような感じがします。

昔はいろんな映画にとても衝撃を受けていた気がしますが、
最近は“やっぱりな”とか“前に観た事あるな”とか、
いろいろな映画を観すぎて新鮮さを感じられない事が多いように思います。

それは観る側の目が肥えてしまったのか、
作る側がマンネリ化してしまったのか、
何とも言えませんが、このレビューを書いていて、
ふと、そんな風に感じました(^^;

題材やストーリー、物語の展開や現実と空想を交えて描いた演出、
そしてジム・キャリーの迫真の演技など、この作品の見所は沢山あります。

スリリングな展開や謎解き要素も悪くなかったと思います。

ただ、もう少し緊迫感があっても良かったと思います。
そして、もう少しひねりがあると良かったかなと思います。


評価★★★★★★☆☆☆☆(10点満点中6点 …1点)


<DVD情報>

ナンバー23 アンレイテッド・コレクターズ・エディション


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ターミネーター3
恐れるな。未来は変えられる。


ターミネーター3
原題: TERMINATOR 3: RISE OF THE MACHINES



製作年:2003年 製作国:アメリカ 110分
監督:ジョナサン・モストウ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ニック・スタール、クレア・デインズ、
    クリスタナ・ローケン、デヴィッド・アンドリュース、マーク・ファミリエッティ

【ストーリー】

未来から送り込まれた殺人機械T-1000の襲撃を回避し、人類の未来を塗り替えたジョン・コナー。
それから10年、“審判の日”は回避されたかに思われたが、
自分を見つめ直すための旅を続けるジョンの前に突如として新たな刺客T-Xが送り込まれてくる。
再びターミネーターとの戦いに身を投じるジョンの元へT-800と同じ形状のターミネーターが現れる。

【感想】

大ヒットした「ターミネーター」シリーズの第3弾です。
1作目、2作目とレビューを書いてきたので、半分以上義務感でレビューしてます(笑)

監督がジェームズ・キャメロン監督からジョナサン・モストウ監督に変更。
今までの前2作とは少し作風が変わった作品になっていると思います。

しかし、我らがシュワちゃんは健在(^^
今作も見事なターミネーターっぷりを披露してくれています。
今回は前2作のT-800ではなく、そっくりな作りのT-850型です。
でも全然違いがないと思ったのは自分だけでしょうか(^^;

ここまで続編が続くと次なる刺客がどんなターミネーターなのか?が気になりますよね。
今回の刺客は液体金属と金属ボディを兼ね備えたT-Xなる新型です。

しかも外見は女性!!

このターミネーターのアイデアは斬新だったと思います。
T-Xを演じたクリスタナ・ローケンもめっちゃハマってました(^^

今までのターミネーターのイメージが変わりましたね~。
あいかわらず無表情で目的のためなら手段を選ばない冷徹無比さも健在で、
T-800やT-1000とはまた違った戦いっぷりを披露してくれます。

特に見所はT-Xが繰り出す数々の武器ですね。
あらゆる武器を内蔵し、T-1000のような液体金属をも武器にできるT-Xは、
今までのターミネーターと比べれば格段に戦闘能力がUPしてます。

そんなターミネーターT-Xが青年に成長したジョン・コナーの前に現れます。
今回はジョンだけではなく、未来の反乱軍に関与するメンバーも狙われます。

CGを駆使した映像、ど迫力なアクションシーンは、
前作に引けをとらない出来栄えだったと思います。

特にT-850とT-Xとの戦いは壮絶で見応えがあり、
男性型と女性型のターミネーター同士の戦いは新鮮でしたね。
このアイデアはとても良かったと思います。

今回のジョン・コナーは“審判の日”を回避し、
未来の人類のリーダーとなる目的を無くしたため、自分探しの旅を続けています。
2のジョンからは想像できない程のダメダメ男っぷりです(^^;

しかもジョンを演じているのがニック・スタール。
公開当時からいろいろと言われていますが、
あのエドワード・ファーロングのどこをどうして成長したら彼になるのでしょうか(^^;
今だに謎なキャスティングです(笑)

そして未来の反乱軍の主要メンバーとなるジョンと幼馴染の女性ケイトを、
クレア・デインズが演じています。
彼女もこの作品ではイマイチ輝きがなかった気がしますね(^^;
綺麗な女優さんだと思いますが、今作ではその魅力がほとんど出ていませんでした。
なんか勿体無いなぁ。

キャスティングは2体のターミネーターは言う事無しですが、
人間の主要メンバーはミスキャスト、あるいは生かせてなかったかなぁと思います。
そこが残念でなりません。

主要メンバーがジョンを中心とした人物関係となり、
前2作の二番煎じ的な物語にはならず、新たな展開の物語が構築されいて、
続編としてはまずまずだったかな、と思います。

目的を失い、自分自身を見失ってしまったジョン・コナーが、
再度ターミネーターの襲撃に合い、一度は失った目的がジョンの中で甦り、
人類のリーダーとして生きる人生を歩まなければならない事を自覚し直して行く・・・
そんな彼の成長物語としては、しっかりと描けていたように思います。

ただ、3作目の存在自体を否定するような意見ではありますが、
前作で“審判の日”を回避し、とてもしっかり締めくくったように思ってたので、
無理矢理今作を作る意味がなかったように感じました。

結局スカイネットは存在し、機械に支配される未来がやってくる。
前作の壮絶な戦いの意味は?
今作を製作した意味は?
そんな考えが頭の中を駆け巡ってしまいました。

なので今では自分の中で前2作とはまったく別の作品として考えています。
題材を同じにした違った世界の物語、パラレルワールドみたいな感じですね(^^;

SFアクション映画としては、十分に楽しめる娯楽作品として仕上がってると思います。
シュワちゃんのターミネーターっぷりと暴れっぷりも見応えありますし、
クリスタナ・ローケン演じるT-Xの暴れっぷりも見応え十分です。
アクションシーンも迫力満点でした(^^

でも、やっぱり物足りなさを感じるのは、
やっぱり「ターミネーター2」が完璧だったからでしょうね。

2作目を観て、続編が1作目を超える事が出来るんだともの凄く感動しました。
3作目を観て、やっぱり続編は前作を超える事は難しい事なんだと思いしらされた感じです。

いろんな意味で見応えのあるシリーズです(^^;

4作目の話もいろいろと出ていますが、ここまできたらやっぱり作ってほしいですね。
あえて3作目を作って続けた物語ですから、
しっかりとした続編を作って、このシリーズを観てきた人たちが納得できる物語、
そしてフィナーレを迎えてほしいと思います。


第一作「ターミネーター」の感想はこちら

第二作「ターミネーター2」の感想はこちら


評価★★★★★★☆☆☆☆(10点満点中6点 …1点)


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ターミネーター2
あれから10年後の1994・ロス――
運命を背負ったタイム・トラベラー達に審判の日は、近づいてくる!



ターミネーター2
原題: TERMINATOR 2: JUDGMENT DAY



製作年:1991年 製作国:アメリカ 137分
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング
    ロバート・パトリック、アール・ボーエン、ジョー・モートン

第64回アカデミー賞:メイクアップ賞、視覚効果賞、音響賞、音響効果編集賞 受賞

【ストーリー】

前作から10年後、少年に成長したジョン・コナーの元に、
近未来から2体のターミネーターが送り込まれてくる。
1体はジョン暗殺指令を受けた最新型T-1000、もう1体は前回と同じT-800型。
人類の指導者となる運命のジョン、息子を守るために女戦士へと成長した母親サラ、
そして2体のターミネーターの人類の未来をかけた戦いが始まる。

【感想】

前作と同様、今さら何も語ることがないほど超(×100)有名なSFアクションの名作です。

Toy's的にはSF・アクション映画の中で№1の作品です(^^
もう、何回観たか分かりません(笑)

続編と言うと1作目よりも評価が落ちる作品がほとんどですが、
このターミネーター2は全ての要素が1作目を上回っていましたね。
オリジナルの1作目も、とても素晴らしい作品でしたが、
この2作目はその素晴らしさを超越した、最高級の娯楽作品だと思います。

前作の大ヒットによって、今作は大幅に予算がUPし、
激しいアクションシーンやど迫力な映像も、かなりスケールUPをしてますね。

CGを駆使した怒涛のアクションシーンは、
今観ても映画史に残るアクション映画の最高峰であると思います。

そして今作の見所は何と言っても2体のターミネーターの壮絶な戦いですよね(^^

1体は前作でサラとカイルを苦しめた旧型ターミネーターT-800。
もちろん演じるのは我らがアーノルド・シュワルツェネッガー(以下:シュワちゃん)です(^^
今作では史上最強の悪役・・・ではなく史上最強の味方となります。
前作と井出達も同じ、任務を遂行するためには容赦しないターミネーターっぷりも健在です(笑)

シュワちゃんに関しては、もう何も言う事はありません(笑)
鍛え上げられた肉体、無表情な演技、素晴らしいアクションの数々、
もうT-800役はシュワちゃん以外に考えられないでしょう(^^

そしてもう1体は液体金属でつくられた変幻自在の新型ターミネーターT-1000。
一度覚えれば何にでも変身することができ、少しの隙間があればそこから侵入し、
切っても切れない、撃っても弾丸を吸収してしまう、まさに悪魔のような殺人機械。
この新型ターミネーターT-1000を演じるのはロバート・パトリック。
シュワちゃんと違い体の線は細いですが、今回のT-1000は液体金属なので、
体のデカさは必要なく、不気味な雰囲気の方が必要な役ですね。
不気味な雰囲気と冷徹な表情で襲い掛かるT-1000役はハマり役だったと思います。

その2体のターミネーターのガチンコ勝負は本当に圧巻です。
ターミネーター同士の戦いだけあって、今までのアクション映画の常識を超えた、
ど迫力な戦いの数々を見せてくれます(^^
もう、何がぶっ壊れてもまったく気にしないフルパワーな戦いの連続で見応え十分です。

そしてアクションシーンだけではなく、前作から続く物語にあらたな世界を構築し、
見事に物語を繋いだ脚本、演出も素晴らしかったと思います。

今作の中心人物となる少年ジョン・コナーの、
母親サラとの関係や人類の存亡を掛けたターミネーターとの戦い、
そして彼を守る事になったT-800との奇妙な友情など、
人類の指導者となる男へと成長してゆく過程をしっかりと描いています。

特にT-800との関係は守る者、守られる者という立場を越えた奇妙な友情、
そして父と子を思わせる親子愛のようなものを感じました。

まるでT-800の姿に会ったことのない亡き父親の姿を重ねるかのように。

特にラストシーンはとても感動的でした。
SFアクション映画なのに、涙がこぼれそうになったのはこの作品だけです。

そのジョン・コナー役をエドワード・ファーロングが演じています。
どこか影があり、内に秘めた感情を持つ繊細なジョン役は適役でしたね。
ひとつひとつの表情にそれぞれの感情が表現されていて、
とても素晴らしい演技だったと思います。
いろいろと問題もあり、最近はあまり良い作品に恵まれていないようなのが、
ちょっと残念ですね。

前作から受け継がれたSF、アクション、サスペンス、人間ドラマ、
そして友情、親子愛・・・
今作も前作を超える娯楽作品としての要素を全て兼ね備えており、
大幅にスケールUPした素晴らしい映像とど迫力なアクションシーンの数々、
そして観る者の想像を超える奇想天外なアイデアなど、
どれをとっても文句の付け所のない最高級の作品に仕上がっています。

1作目は映画史に残るSFアクション映画の名作です。
そして、この続編はそれを超えた名作中の名作、
SFアクション映画の金字塔となった作品であると思います。

1作目と共にジェームズ・キャメロン監督とシュワちゃんの代表作であり、
1作目と同様、この作品を観ないで映画の何を語れるんだ?と
言われてしまうほどの映画界にとって伝説的な作品です。


この作品もまた、とても有名な作品なのでご覧になった方ばかりだと思いますが、
まだこの作品を観た事がない方は是非、是非ご鑑賞下さい。

Toy'sが自信を持ってオススメできる数少ない作品の一つです(^^


第一作「ターミネーター」の感想はこちら

第三作「ターミネーター3」の感想はこちら


評価★★★★★★★★★★(10点満点 …1点)

SFアクション映画ではBEST1です!!

この作品もToy'sの映画カテゴリーの殿堂入りです!!


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ターミネーター
冷酷!非情!残虐!史上最悪のヒーロー!!


ターミネーター
原題:The Terminator




製作年:1984年 製作国:アメリカ 108分
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マイケル・ビーン、
   ランス・ヘリクセン、ポール・ウィンフィールド

【ストーリー】

人類と機械との戦いが果てしなく続く近未来、機械軍は人類のリーダーであるジョン・コナーを
歴史上から抹殺すべく1984年のロスへ冷徹無比の殺人機械ターミネーターを送り込む。
その目的はジョンを産むことになる母親サラ・コナーの抹殺。
サラに危険が迫る中、ジョン・コナーの命を受け、彼女を守るために戦士カイルが未来からやって来る。

【感想】

今さら何も語ることはないほど超有名なSFアクションの名作ですが、
まだ観たことのない方や若い方々のためにレビューしたいと思います(^^

常に映画界をリードし、アクション映画俳優として一時代を築き上げ、
現在ではカルフォルニア州知事として活躍する、
アーノルド・シュワルツェネッガー(以下:シュワちゃん)主演作品です。

この作品の見所は何と言ってもシュワちゃん演じるターミネーターの
圧倒的な存在感と怒涛のアクションシーンですよね!!

そして、この作品はシュワちゃんとジェームズ・キャメロン監督の
出世作でもあり、代表作でもありますよね。
これを観ないで映画の何を語れるんだ?って感じの作品です(笑)

もう20年以上前の作品なのでCGなどはまったく使われていません。
お手製の特撮や合成によって作られていますので、
今観るとかなりチープに感じるかもしれませんね。

しかし、当時としてはその映像にとても衝撃を受けた記憶があります。

近未来の人類と機械軍との戦い、
シュワちゃん演じる冷徹無比なターミネーターが傷を負って修復する場面、
そしてターミネーターの骨格があらわになった姿など、当時観た時には、
今まで観たことのない世界に入り込んでしまったような感覚になりました。

この作品がここまで大ヒットしたのは、
その時代における圧倒的な映像の数々と共に、
非常に分かりやすいシンプルな物語に、
多くの要素が散りばめられていたからなのだと思います。

物語の基本は追う者と追われる者の戦いという定番でシンプルな物語です。

追う者は未来から来たターミネーター(T-800)という未知なる存在。
追われる者は未来の人類のリーダーとなるジョンの母親という、
重要な存在でありながら、その事実と現実を受け入れられない普通の女性サラ。

殺人機械ターミネーターが人類のリーダーとなるジョンの母親サラを
抹殺するために近未来からタイムスリップして送り込まれてくる。
これだけでSF映画好きの心をくすぐりますよね(^^

そして目的を果たすためには誰であろうと省みず殺戮を繰り返し、
執拗にサラを追いかけるターミネーターの姿。
あれだけ執拗に命を狙われたら・・・と思うとめちゃくちゃ怖いですよね(^^;

目的を遂行するためだけに行動する殺人機械ターミネーターとの戦いを
怒涛のアクション満載で描き、
緊張感に溢れた追跡劇をサスペンスタッチで描いた物語は、
ホラー映画にもまけない素晴らしい恐怖を演出していたと思います。

そしてターミネーターからサラを守るために、
近未来のジョンの命により現代に送り込まれた未来の戦士カイル。

二人は行動を共にするうちに、いつしかお互いを愛し合うようになります。
現代には存在しないカイルと現代に生きるサラ。
決して結ばれてはいけない二人の愛の行方もしっかりと描かれています。

カイルとサラは冷徹無比な殺人機械ターミネーターの襲撃を逃れ、
生き延びることができるのか?

カイルとサラの愛の行方は?

シンプルな構成で進む物語ですが、
やはりここまで名作として語り継がれてる作品です。
一筋縄では終わりません。

今観ればどこかで観たようなラストに思えるかもしれませんが、
この作品がそのどこかで観たようなラストの先駆けとなっているのです。

いや、ラストだけではなく、この作品自体が、
後に多数製作される多くの映画に多大なる影響を与えた作品なのです。

SF、アクション、サスペンス、人間ドラマ、そして恋愛と、
娯楽作品としての要素を全て兼ね備えていたからこそ、
この作品がSFアクション映画の名作として語り継がれているのだと思います。

とても有名な作品なので観た事のない人の方が少ないとは思いますが、
まだ観た事がない方には十二分に楽しめる、とてもオススメな作品です。


第二作「ターミネーター2」の感想はこちら

第三作「ターミネーター3」の感想はこちら


評価★★★★★★★★☆☆(10点満点中8点 …1点)


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キャプティビティ
絶対に逃げられない。


キャプティビティ
原題: CAPTIVITY



製作年:2007年 製作国:アメリカ、ロシア 86分
監督:ローランド・ジョフィ
出演:エリシャ・カスバード、ダニエル・ギリス、プルイット・テイラー・ヴィンス、ラズ・アロンソ
    マイケル・ハーネイ、マギー・デイモン、クリスタ・オルセン

【ストーリー】

トップモデルのジェニファーはある日何者かに誘拐され、見知らぬ密室で目を覚ます。
彼女は何とかして密室から逃れようとするが失敗、薬物を注射され意識を失ってしまう。
再び意識を取り戻した彼女は、ガラスの隙間から隣の部屋に男が監禁されている事を知るが・・・

【感想】

今流行り(?)の密室拷問系スリラーです。
「SAW」シリーズや「ホステル」シリーズなどと同じで、
いわゆる拷問殺人系のお話なのですが、
上記シリーズと比べるとちょっとレベルが低かったように思います。

まぁ、観る前から薄々感じていましたので、
エリシャ・カスバードが観れればいっかという気持ちで鑑賞しました(笑)

物語は有名なトップモデルが異常な拷問殺人鬼に目を付けられ、
監禁されて、拷問されて・・・ってな内容です。

とにかくこの系統の作品はどれだけグロテスクな映像を見せるかに力が入りますよね。
あと、ラストのどんでん返しとか。

グロテスクな映像はかなりありましたが、
「SAW」や「ホステル」シリーズの方が凄かったですねぇ。
R18指定の割には暗転しすぎるのもどうなんでしょうか・・・

唯一この作品で目を背けてしまったのが、話題の赤汁(笑)
いや、笑いごとではないですよね(^^;
あの赤汁は本当にハンパないです。
今まで観た拷問系の中でも最強に強烈でした。

「うぐぅおわぁあぁぁぁぁ!!」

「ありえねー!!」

「どんだけ~(笑)」

っと叫びまくりました(^^;

でも見所はそこだけだったかなぁ。
拷問シーンも他の作品と違いがある訳でもなく、
後半の展開も先が読めてしまったし・・・
この系統の映画を観すぎなのでしょうか(^^;

今までこの系統の映画を観た事がない人にとっては、
とても衝撃的な内容なのかもしれません。

が、この系統を見尽くしたスペシャリストの方々には、
とても物足りない内容だと思います。

唯一スペシャリストが唸る演出はやっぱり赤汁でしょう(笑)

そこがこの作品の判断基準の違いなのでしょうね。

Toy'sが観たのは特別編バージョンでしたが、
TUTAYAにはオリジナル・バージョンなるものが置いてありました。
面白かったらそっちも観てみようと思いましたが、
申し訳ございませんがスルーさせて頂きます(笑)

エリシャ・カスバードの演技も微妙でしたね。
彼女の演技なのか、演出なのかは分かりませんが、
監禁され、拷問される女性の恐怖があまり伝わってきませんでした。
なんか気絶しすぎだし(^^;

エリシャ・カスバードと言えば「24」のキム役のインパクトが大きいですよね。
いつジャック・バウワーが救出にくるんだろう?、なんて思った人も多いと思います(笑)

脚本は「フォーン・ブース」などを書いた鬼才ラリー・コーエンということですが、
あきらかに脚本が良くなかったような気がします。
もっと面白く(?)、いや精神的に恐怖を感じる作品にできたような気がしますね。

監督も「ミッション」や「キリング・フィールド」など映画史に残る名作を撮ったお方なのですが、
この作品では監督の才能が生かされていなかったように思えました。

全体的にはもっと良く作る事ができたのではと思えるもったいない作品でした。
拷問系スリラーとしても、エリシャ・カスバート目的で観るにしても、
ちょっと微妙な作品だと思います。

ただ、この系統をあまり観た事がない人にとっては見応えはあると思いますので、
実際に自分の目で確かめて観て下さい。
あくまでもToy'sの個人的な感想ですので(^^


評価★★★★☆☆☆☆☆☆(10点満点中4点 …1点)


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キャプティビティ (特別編)


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イン・ディス・ワールド
あの地平線の向こうに、僕の世界がある


イン・ディス・ワールド
原題:IN THIS WORLD



製作年:2002年 製作国:イギリス 89分
監督:マイケル・ウィンターボトム
出演:ジャマール・ウディン・トラビ、エナヤトゥーラ・ジュマディン

第53回ベルリン国際映画祭:金熊賞 受賞

【ストーリー】

パキスタンのペシャワール。
15歳の孤児ジャマールは難民キャンプで育ち低賃金の工場で働いていた。
そしてもう1人、家族で経営する家電販売店を手伝うジャマールの従兄弟エナヤット。
ある日、エナヤットの父親が息子の将来を案じて密入国業者に大金を払い、
エナヤットを親戚のいるロンドンに向かわせることになる。
英語が話せるジャマールを同行し、新たな未来と希望を胸に6400キロの彼方の亡命先へ
死と隣り合わせの旅にでる。

【感想】

まるでノンフィクションのドキュメンタリー作品を観ているような、
リアリティのある実験的な作品だったと思います。

2000年にイギリスへの不法入国を試みた中国人58名がトラックのコンテナ内で死亡する、
という事件に衝撃を受けたマイケル・ウィンターボトム監督が、
その難民問題に真正面から取り組んだ作品です。

この作品自体はフィクションですが、
実際に密入国した人々からの徹底したリサーチや、
全編オールロケで撮影し、実際に現地の人々を起用するなど、
より現実身を帯びた作品に仕上がっています。

そして何よりも衝撃的だったのは、
主演のジャマール・ウディン・トラビは現実に難民キャンプで育ち、
この作品の撮影後、家族のために本当にイギリスに亡命したということです。

この出来事により、この作品はドキュメンタリー方式を採用した映画という枠を超えた、
真実のドキュメンタリー作品であり真実の映画になったのだと思います。

物語はパキスタンで暮らす二人の若者が豊かな生活を夢見て、
密入国という不法で、死と隣り合わせの過酷な旅を描いています。

彼らの旅はいくつかの中継地点まで行ってみなければ何も分からないという、
とても不確実で信用性の乏しい旅となります。
どこに行けば良いのか、どこに連れて行かれるのか、まったく分からない。
観ている自分たちも、そんな二人と同様に何の情報も得られないまま物語が進んでゆくので、
彼らと同様に大きな不安に包まれ、彼らの運命がどうなってしまうのか、
常に緊張感を持ち続けながら、彼らと一緒に旅をすることになります。

映画というよりはドキュメンタリーの手法で撮影されているので、
主人公に感情移入できる物語とか劇的な展開が待っているとか、
いわゆるハリウッド的な展開はまったくありません。

ただ淡々と彼らが常に死がすぐ隣にあるという恐怖を感じながらも、
ひたすら密入国するために旅を続けてゆく姿を映し出しているだけなのです。

しかし、その淡々と映し出される映像の数々がとても衝撃的でした。

ここで描かれている現実が、今も自分達が生きている現実の中で起きている。
TVのニュースでさらっと流され、何気なく観ていたその現実を、
まざまざと見せつけられた様に感じました。

この世の中には命懸けで不法入国する人々が沢山います。
不法入国は理由はどうであれ許される事ではありません。
しかし、それを許すか許さないかという問題ではなく、
不法入国しようとする人々の現実を知る事が、
まず一番重要なことなのではないかと思うのです。

なぜ、どんなに過酷な状況でも、命を賭けて不法入国しなければならないのか?
この作品を観て、あらてめて考える必要があるのではないでしょうか。

戦争によって引き起こされる悲劇や苦悩、そしてその現実を知る事が、
今を生きる自分たちに必要な事なのだと感じました。

知る事によって自分が何かを変える事ができるのかと言われれば、
一人の力だけでは何も変える事が出来ないかもしれない。
しかし、多くの人々がその現実を知る事ができれば、
その多くの人々の力が何かを変える可能性はあると思うのです。

この作品を観て、あまりに過酷な現実に衝撃を受けるかもしれません。
しかし、今そこで起きている現実に目を背けるのではなく、
命を賭けて旅を続ける二人の若者と同じく、
厳しい現実を受け入れる勇気を持ってほしいと思います。

非常に難しい題材をリアリティのあるドキュメンタリー方式で描き、
戦争の悲惨さ、そこで生活する人々の苦悩、
そして世界に起こっている現実を真正面から受け止めて、
この作品を制作したウィンターボトム監督に感銘を受けました。

ラストの祈りを捧げる姿が今も頭から離れません。

是非、多くの人たちに観て頂きたい作品です。
日本だけでなく世界中の多くの人たちにも・・・


評価★★★★★★★☆☆☆(10点満点中7点 …1点)


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イン・ディス・ワールド


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